Super: 牛乳、小麦粉、レモン汁でお店レベルの「レモンクリームソース」をめざす【元イタリアン料理人のレシピ】

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こんにちは！　現役専業主夫料理人パパイズムです。長年イタリア料理に携わってきた経験を活かして、身近な材料で、家で作れる美味しいパスタレシピを日々研究している私。

今回は、濃厚なのにさっぱりな味わいがクセになる美味しいレモンクリームスパゲッティを、家にあるものでどうにか作りたい！　をかなえたレシピをご紹介します。生クリームを使わないので、正しくは「レモンクリーム風」ですね。

ソースを乳化させる手間もないお手軽レシピですが、これを覚えれば、レストランで食べるようなクリーム系のパスタが自作できますよ。

パパイズムの「ベーコンときのこのレモンクリーム風スパゲッティ」

【材料】（1人分）

スパゲッティ（1.6～1.8mm）　100g
水　1.5L
塩　15g（パスタ茹で用）＋適量
にんにく　1片
オリーブオイル　大さじ1
スライスベーコン(1cm幅にカットする)　60g
しめじ　1/3パック（30g程度）
牛乳　180ml
小麦粉　小さじ1と1/2
レモン汁　小さじ1/3程度
粉チーズ　小さじ1

作り方

1. にんにくは、かたい根元を包丁で落として皮をむいたら、包丁の腹や手のひらで押しつぶします。しめじは、石づきを落としてほぐしておきます。

今回は濃厚なクリームソースなので、にんにくの風味が出すぎると全体的に重たくなり、味のバランスが悪くなってしまいます。そこで、にんにくはみじん切りにはせず、つぶして入れます。

2．計量カップに牛乳と小麦粉を入れて、ダマが残らないようにしっかり混ぜ合わせます。

ダマが残るとうまくとろみがつかないことがあるので、ここでよく混ぜてください。

3．スパゲッティを茹でます。鍋や大きめのフライパン（今回は26cmのフライパン使用）に、水と塩を入れて沸かします。沸騰したらスパゲッティを入れ、パッケージに書いてある時間のマイナス1分茹でて、コシのあるアルデンテ食感に仕上げます。

4．スパゲッティを茹でている隣で、ソースを作ります。フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れて中火にかけます。にんにくをこまめにひっくり返しながら、きつね色になるまで1～2分加熱し、オイルににんにくの香りを移していきます。

にんにくはきつね色になったら取り出します。

5．4のフライパンにベーコンを入れ、焼き色が付きカリカリになるまで炒めます。

ベーコンはできるだけカリカリに炒めると、オイルにベーコンの香ばしさやうま味も移って美味しいです。

6．ベーコンがカリカリになったら、しめじも加えてしんなりするまで炒めます。火加減は中火のままで大丈夫です。

しめじなどきのこ類は加熱が足りないと独特のきのこ臭さが出てしまうので、しっかり炒めてください。

7．6に2の牛乳と小麦粉を再度しっかり混ぜてから入れて、塩で味を調えます。中火のまま1分程度煮込んで、ソースにとろみがついたらレモン汁、取り出しておいたにんにくを入れてかき混ぜ、火を止めてスパゲッティが茹で上がるのを待ちます。

牛乳と小麦粉は混ぜても分離しやすく、小麦粉が底にたまっていることがあるので、フライパンに入れる直前に再度しっかり混ぜます。また、レモン汁は酸味が飛びすぎないように仕上げのこのタイミングで入れます。

8．スパゲッティが茹で上がる直前、7のソースを中火で温め直し、フツフツとしてきたら火を止めます。スパゲッティが茹で上がったら、トングなどでつかんでソースの入ったフライパンに移します。

大事なことなので毎回書いてしまいますが、ロングパスタもショートパスタも、ザルにあげてザ～ッと湯切りしてからおおよそ5秒以上放置すると、パスタの中の水分まで過剰に抜けてパサパサになってしまいます。そこで、茹で上がったパスタは滴る茹で汁だけを軽く切ってソースと絡めるか、ザルにあげてすぐソースと絡めるのがおすすめです。