「テーブルは私たち、空間はお客さんつくって」
地域の人たちに絵画を飾ってもらおうと、金沢市石引にあるステーキ店「Meat ぴあ 賑(にぎわい)」は、壁一面と外から見えるショーウインドーを、展示スペースとして開放している。現在は絵を描くのが好きな県内在住者の二作品が壁に飾ってあり、西村健司店主(45)は「テーブルは私たちが、空間はお客さんがつくってくれれば」と呼び掛けている。 (岩本雅子)十月八日にオープンした同店は、西村さんと妻文子さん(41)が夫婦で経営している。独立前は焼き肉店で働いていたという西村さん。店舗を出すには費用がかかり、装飾に多くを割けなかった。そこで「お客さんと一緒に店をつくれば」と思い付いた一つがギャラリーだった。
石引は文子さんの出身地。金沢美術工芸大が近く、商店街の空き店舗を学生がギャラリーにしている様子をよく見掛ける地域の特徴から西村さんが企画。文子さんは「美大が近いし納得した。絵を描く人も見てもらいたいと思うし、いいアイデア」と話す。
夜のメニューには「絵が大好きなみなさまへ」とメッセージも。西村さんの長女が描いた、アイドルのジャニーズ「Snow Man」のメンバーをイメージしたイラストも飾られており「本格的な絵画から趣味で描いたイラストまで、どんなジャンルでも歓迎」と西村さん。夫婦で学生や地域住民が自由に使える空間になることを願っている。
展示の希望は電話でも受け付けている。(問)同店080(9054)2501
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