大分県日田市前津江町大野のキャンプ場「スノーピーク奥日田」に、ステーキ肉などを販売する冷凍自販機が登場した。地場産のジビエやデザートを含めて５種類が購入でき、キャンプの楽しさアップにつながりそうだ。
ユズこしょう製造販売業「梶原食品」（日田市前津江町赤石）が８月末に設置した。アンガス牛のステーキ肉は２００グラム２０００円で販売。ユズこしょうを練り込んだ「ぐるぐるウィンナー」（２００グラム、１５００円）、ホルモン料理の一種「味付き丸腸」（３００グラム、２０００円）もそろえた。
ジビエは奥日田産イノシシ肉（３００グラム、２５００円）、デザートは地元産のブルーベリーソースを使った「天空のシュークリーム」（２個入り、７００円）がある。肉類は３０分ほど自然解凍すればバーベキューなどで味わえる。
キャンプ場での食材の販売は、在庫管理や仕入れの手間が課題だった。事情を知った梶原食品代表の梶原和人さん（５０）が、新型コロナウイルス感染症の影響による飲食店の売り上げ減対策も兼ね、市内の焼き肉店、ホルモン店、カフェに協力を求めた。
梶原さんは「評判は上々。コロナが収束してキャンプ客が増えれば、売り上げも伸びるのではないか」と期待する。今後、ジビエの種類を増やし、季節に合わせてユズやナシを使ったデザートを充実させる方針。
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