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Wednesday, April 3, 2024

自分史上最高のステーキ焼けた! 重くておいしい高級フライパンに大満足【家電レビュー】 - 家電 Watch

tasisuper.blogspot.com
「おもいのフライパン スクエア 電気卓上コンロセット(ドウシシャVer.) 6点セット」。電気コンロのほか、フライパンが2つ、ふた、収納スタンド、鍋敷きまでついてくるフルセットです

今回紹介するのは、こだわりの鋳物フライパンと卓上電気コンロがセットになった少しユニークな商品です。石川鋳造というメーカーが作った「おもいのフライパン」と、ドウシシャの卓上電気コンロがセットになった「おもいのフライパン スクエア 電気卓上コンロセット(ドウシシャVer.) 6点セット」は、ホットプレートのように卓上で調理できる製品です。

ホットプレートといえば、先日新発売したバルミューダの製品が話題ですが、今回紹介する「おもいのフライパン スクエア 電気卓上コンロセット(ドウシシャVer.) 6点セット」も負けないくらい個性的。フライパンが2つついてくるフルセットのお値段は55,000円。決してかわいいお値段ではないですが、その実力は本物! 無塗装にこだわったフライパンでは、今まで味わったことのないステーキが楽しめました。

「おもいのフライパン」の魅力や調理方法などが書かれたハンドブックも付属します

諦めていたステーキ肉がおうちで美味しく焼けた! 感動!

20年以上料理を作っていることもあって、鋳物のフライパンが良いらしい……という話は聞いたことがありました。でも、これまで使ったことがなかったのは、なんだか難しそう。というイメージがあったから。火加減とか、お手入れとか素人の主婦が手を出しちゃいけないものと勝手に思っていました。

でも、「おもいのフライパン」の卓上コンロセットなら、電気で火加減を調整してくれるから、ホットプレート気分で手軽に本格調理が楽しめます。

電気コンロの中にはM型のヒーターが配置されていて、約4分30秒でフライパンの温度を250℃まで到達させます。設定温度は弱で約110〜150℃、中で約160〜190℃、強で約200〜250℃です。加熱時は赤色と緑のランプが点灯し、設定温度になると緑色のランプが消灯します。

電気コンロの中にはM型のヒーターが配置されています
コンロにフライパンをセットしたところ
設定温度は弱で約110〜150℃、中で約160〜190℃、強で約200〜250℃です。加熱時は赤色と緑のランプが点灯し、設定温度になると緑色のランプが消灯します

鋳物フライパン初心者の私にとって、温度設定がお任せできるのは心強かったです。

最初に試したのは、分厚いステーキ肉。実は、ステーキ肉を自宅で焼くことは諦めていたんです。家のフライパンで焼くとどうしても硬くなってしまったり、生焼けになってしまったり……ただ焼くだけのはずなのに、どうしても上手に焼けない……。

今回厚さ3cmの牛肉を買ってきて、焼いてみました。付属のハンドブックには焼き方が丁寧に指示されているので、その指示に従います。とはいえ、牛脂を使って中火で3分、ひっくり返して3分焼いただけ。本当にそれだけなのですが、自分史上最高レベルのステーキが焼けちゃったんです!!

厚さ3cmのステーキ肉をゲット! これを家で焼くのは相当難しそう
指示通りの温度と時間で焼いていきます
3分経ってひっくり返したらこの焼き目! 中心部まで火が通り始めているのがわかる

え? 本当にただ焼いただけですよ。たったそれだけで表面にはしっかりと焼き目がつき、中は柔らかくてジューシー。フライパンが違うだけでこんなに仕上がりが違うということに驚愕! 鋳物のフライパン、恐るべし。

そもそも、おもいのフライパンってなに?

「おもいのフライパン」とは石川鋳造が作っている無塗装、鉄鋳物にこだわったフライパンです。鋳物は熱伝導率が良く蓄熱性が高いため、食材の表面をカリッと焼き上げ、むらなく仕上げることができるといいます。

鋳物は熱伝導率がよく、蓄熱性が高いため食材の表面をカリッと焼き上げ、むらなく仕上げられる

「おもいのフライパン」という名前の通り、手に持つとずっしり。その重さは2kg以上で、片手では持てないくらいの重量感があります。

今回の商品にはスクエア型のフライパンが2つ付属します。

1つは焼き面に不均一な凹凸をつけることで、食材への熱伝導が不規則になり、優れた遠赤外線効果を発揮するという「頂-ITADAKI-」シリーズのフライパン。内径は、210×210mm(幅×奥行き)。

「頂-ITADAKI-」シリーズのフライパン
焼き面に不均一な凹凸をつけることで、食材への熱伝導が不規則になり、優れた遠赤外線効果を発揮するという

もう1つは、高さ60mmの深型のフライパンで、内径は220×220mm(幅×奥行き)です。

私が普段自宅で使っているテフロン加工のフライパンとは、価格も見た目も重さも全く違いますが、使い始める時や使い終わったあとも少し注意が必要です。

まず初めて使う時は洗剤を使って全体を水洗いしたあとに、火にかけて水気を飛ばします。水気が飛んだら、フライパンに多めの油を入れて全体になじませる「油返し」と呼ばれる作業をしてから、調理を始めます。

使い始める前に油をフライパンになじませる「油返し」を必ず行ないます

使用後は、フライパンが温かいうちに「温水」で洗います。この時、冷水だと急激な温度変化が生じてしまうので、温水を使うのがポイント。洗う時はなるべく洗剤を使わずに、ブラシなどを使って汚れを落とします。

汚れが落ちたら火にかけて水気を飛ばします。最後に表面に軽く油を塗って保管します。

洗ったあとに火にかけて水を飛ばすのが大事

一般的なフライパンとは勝手が違うので、最初は戸惑いましたが、何度か使うと慣れます。要は水気を飛ばすこと、表面に油を塗っておくことが大事です。

深型フライパンならすき焼きなどの鍋物も!

深型のフライパンを使えば卓上で鍋物も楽しめます。お肉をしっかり焼いてから作るすき焼きも、もちろん得意。深さもたっぷり60mmあるので、お豆腐や野菜も楽しめます。

すき焼きなどの鍋物にもぴったり!

ホットプレート気分で試してみたホットケーキも思いがけず大成功でした! 表面はカリッとしているのに、中はふわっとしていて、一般的なフライパンで作るホットケーキとは別次元の美味しさ。小1の息子からは「明日もこのホットケーキが食べたい」とすぐにリクエストが出たほどです。

ホットケーキなど普段使いにももちろん使えます。表面カリッと、中はふわっと仕上がりました

一般的なフライパンやホットプレートとは一線を画すこだわりの製品。本体重量もあるし、お手入れに一手間かける必要があるので「お手軽」とは言えませんが、仕上がりの違いを実感できる逸品です。道具を変えるだけで、こんなにも味が変わるというのは驚きの体験でした。

焼く道具を変えるだけで、こんなに味が違うとは思わなかった!
独特の艶や重さ、香り。大事に育てていきたくなるフライパン

万人に勧められる製品ではありませんが、お料理が好きな人、お肉が好きな人、調理道具にこだわりたい人ならきっと満足できる製品だと思います。電気コンロと組み合わせていることで、火加減などを気にせず、卓上で使えるのも嬉しい! 鋳物のフライパン、気になるけど使いこなせるかなと躊躇していた方にもオススメの製品です。

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