「胸が大きくなる」や「背が伸びる」など、牛乳にまつわる話を聞いたことがある方は多いでしょう。本記事では、牛乳を飲むと本当に胸が大きくなるのか、その真意とバストアップに有効な食材について、共立美容外科の遠山貴之さんに聞きました。
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◆“牛乳=胸が大きくなる”はゼロではない それだけでは効果は期待できない
牛乳にはタンパク質や脂質、ビタミンなどが含まれており、胸の主な構成組織である脂肪や生育に必要なホルモンの材料となる栄養素です。
胸を大きくするには、乳腺などの内部組織を発達させる必要があります。内部組織には女性ホルモンであるエストロゲンや、プロゲステロンなどの働きが欠かせません。胸の内部組織が発達すると、それらを守ろうとして脂肪の量も増え、バストが大きく成長します。
女性ホルモンは第二次成長期となる10~20代に積極的に分泌され、胸の発育を促します。そのため、20代半ばを過ぎると大幅なバストアップは得られません。必要な栄養を摂取し、血行が良くなるマッサージなどを取り入れると、日常生活の中でもハリのある胸を維持することができます。バストアップに良い食品をいくつか紹介します。
豆腐や納豆、きなこなどで得られる「大豆イソフラボン」は、女性ホルモンのエストロゲンと構造が似ており、体内の女性ホルモンが減少した時に変わりの働きをします。また、キャベツやブロッコリー、りんごなどで得られるミネラルの一種「ボロン(ホウ素)」は、乳腺の発達に必要なエストロゲンの血中濃度を高めたり、分泌量を増やす働きがあります。
さらに、バストを支えるクーパー靱帯の主な成分「コラーゲン」を得るには、タンパク質だけでなく、鉄や亜鉛とともに、ビタミンCを豊富に含んだ食材を摂取する必要があります。例えば、タンパク質を含む肉、魚。ミネラルを含む小松菜やほうれん草、海藻類。ビタミンCを含むアセロラやレモン、ピーマン。ビタミンEを含むかぼちゃやアボカド、アーモンド。アミノ酸を多く含む米や肉、魚、卵、野菜。ただし、これら食材でも摂り過ぎは良くないので、気をつけましょう。
◆バランスの良い食事と運動でバストアップの維持も
バランスの良い食事だけでなく、筋トレやマッサージを取り入れ、時間をかけて続ければ、セルフケアによってバストアップできる可能性もあります。しかし、「1カップ以上バストアップしたい」「形の整った大きなバストになりたい」など、根本的にバストを大きくしたい場合は、美容クリニックの専門医に相談するのも良いでしょう。近年は、さまざまな施術があります。
「1つ目は、『シリコバッグ式豊胸』です。シリコンバッグ式豊胸は、確実に半永久的にバストアップをしたい方におすすめです。2つ目は、『脂肪注入豊胸』です。ご自身の身体から採取した脂肪を、バストに注入する方法で、不純物を除去したキレイな脂肪だけを注入します。安全かつ自然にバストアップをしたい方におすすめです。
3つ目は、『ヒアルロン酸注入豊胸』です。ヒアルロン酸注入豊胸はメスを使わないので、ダウンタイムや痛みの心配がなく、短時間で終わるため手軽にバストアップをされたい方におすすめです。共立美容外科では、経験豊富な美容の専門医が、カウンセリングから施術、アフターケアまでしっかりと行います。気になる方はぜひ一度ご相談ください」(遠山貴之さん)
【監修者】共立美容外科 副総括院長 遠山貴之(とおやま たかゆき)さん
日本美容外科学会認定専門医/麻酔科専門医
1997年、順天堂大学医学部卒業。1997年、順天堂大学医学部付属病院・麻酔科に入局。2006年、共立美容外科・歯科に入局。2020年、共立美容グループ・総括副院長に就任。
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