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Monday, January 24, 2022

[モ~っと牛乳消費](上)手作りチーズ料理楽しもう 酒のつまみ、デザートにも - 日本農業新聞

tasisuper.blogspot.com
 年末年始に懸念されていた生乳廃棄は、酪農・乳業界を挙げた取り組みが奏功し、応援消費も広がったことで、回避できた。ただ、当面は需給状況に注視が必要だ。もっと牛乳を普段から消費してもらうため、酪農家直伝の牛乳を使った料理や、バーテンダーが教える牛乳カクテルを紹介する。

酪農家直伝 カッテージチーズの炒め煮

 日本酪農発祥の地といわれる千葉県・安房の嶺岡地域の酪農家が薦める牛乳の料理は、自家製カッテージチーズだ。同地域では「チッコカタメターノ」と呼ばれている。

 同県鴨川市にある松本牧場の松本光正さん(59)は「和食、中華、デザートにも使えるのが自家製カッテージチーズの特徴だ」と説明する。

 材料は牛乳と酢だけだ。作り方も簡単で、鍋で温め、沸騰する前に少し酢を入れる。少しすると牛乳が固まり、チーズとホエー(乳清)に分離する。ざるなどでこし、固形化させたら完成だ。

 妻の明子さん(59)は「牛乳1リットルに対して酢を20ミリリットル加えるのがおいしく作るこつ」と話す。牛乳1リットルで約200グラムのカッテージチーズができる。冷蔵で10日、冷凍で半年保存できるため、松本家では一度に4・5リットルの牛乳を使いカッテージチーズを作っているという。

 そのままでもおいしいが、同地域の酪農家は、長ネギやニンジンなどと炒め、砂糖としょうゆで煮る「カッテージチーズの炒め煮」にして食べるのが定番だという。光正さんは「七味唐辛子としょうゆを掛けたり、みそを付けたりすると酒のつまみにぴったり。蜂蜜を掛けると、食後のデザートにもなる」とさまざまな食べ方をアピールする。

■材料(4、5人前)

 牛乳4・5リットル、酢110ミリリットル

■作り方

①鍋に牛乳を入れ、鍋を火にかける。

②かき混ぜながら牛乳を温め、沸騰直前に酢を加えて混ぜる。牛乳が固まり始めたら火を止める。

③②をざるに上げる。ざるを前後左右に振り、ホエーをこす。

④固形化したら皿に盛り、冷ます。

⑤好みの大きさに切り分ける。

※七味唐辛子としょうゆや、みそ、蜂蜜を掛けて食べるのが酪農家お薦め

■材料(2、3人前)

 カッテージチーズ400グラム、長ネギ1本、ピーマン2個、ニンジン2分の1本、油、砂糖、しょうゆ各適量

■作り方

①カッテージチーズは手でほぐし一口大にする。長ネギは斜め切り、ニンジンは半月切り、ピーマンは細切りにする。

②フライパンに油を引き、長ネギ、ニンジン、ピーマンを炒める。

③②の野菜に火が通ったら、砂糖としょうゆを加え、さらに炒める。

④③にカッテージチーズを加え、砂糖としょうゆで味を調え、少し煮る。


動画が正しい表示でご覧になれない場合は下記をクリックしてください。
https://www.youtube.com/watch?v=UlKD8vt0EwA

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