牛乳を生産する酪農家の指導にあたる関係機関の会議が山口市で開かれ、猛暑の影響などで1頭あたりの生産量が低下する中、必要な対策などについて意見を交わしました。
山口市の中部家畜保健衛生所で開かれた会議には、低コストで品質の高い牛乳を生産しようと、酪農家の指導にあたっている県や畜産振興協会など関係機関の担当者が集まりました。
はじめに県の担当者が、県内では高騰するエサ代の節約や夏の猛暑の影響で、1頭からとれる牛乳の量が目標から1割ほど落ち込んでいて、安定経営が難しい状況にあると説明しました。
続いて行われた酪農家への指導内容の報告では、エサをそれまでのものから混合飼料などに変更したり、牛の血を吸ってストレスや感染症の原因となる「サシバエ」と呼ばれるハエの侵入を防ぐため、ネットの設置を進めたりしている対策が紹介されました。
県は16日報告された実例を、ほかの酪農家にも広めていくことにしています。
県農林総合技術センター畜産技術部の水間なつみ専門研究員は「指導によって良くなった例を広めて経営の向上に努めていきたい。牛も人も元気に牛乳が生産ができるよう県全体で支援をしていく」と話していました。
からの記事と詳細 ( 牛乳生産量増加へ 酪農家の指導にあたる関係機関の会議|NHK 山口県のニュース - nhk.or.jp )
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