連日、厳しい暑さが続くなか、石川県能登町の牧場では、牛乳の生産量が減っているのに加えて、牛の暑さ対策で、扇風機を稼働させることで電気の使用量も増え、酪農家は、大きな影響を受けています。
能登町の「西出牧場」は、約15ヘクタールの敷地で、あわせて50頭ほどの牛を飼育していて、牛乳の生産などを行っています。
牧場は、能登半島の丘陵地にあるものの、厳しい暑さの日が続いていることから、牛舎の室温が35度を超える日もあり、牛は暑さに弱いため、牛乳の生産量が減少しています。
牧場によりますと、8月は20日までの生産量が、1万1400リットルあまりで、当初見込んでいた量より、1割ほど減っているということです。
牧場では、乳牛がいる牛舎に設置した大型の扇風機12台を24時間稼働させ、暑さ対策をしていますが、電気代も高騰していることから、8月の料金は、去年と比べて1.4倍ほどになる見通しです。
さらに、7月の梅雨明け以降、まとまった雨が降らずに、敷地内で育てている牧草の一部が枯れる被害も出ていて、牧場にとっては、大きな影響が出ているということです。
牧場を経営する西出穣さんは「牛乳の生産量の減少で、1か月間では数十万円の損失になり、大きな痛手です。牛が涼しく過ごせるようにして、なんとかこの夏を乗り切るしかありません」と話していました。
からの記事と詳細 ( 連日の猛暑 牛乳生産量減・電気使用量増 酪農家に大きな影響|NHK 石川県のニュース - nhk.or.jp )
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