飼料価格の高騰や需要の低迷で酪農家などで厳しい経営状況が続くなか、21日、業界関係者による緊急の集会が開かれ、県産牛乳の消費拡大に向け一丸となって取り組む方針を確認しました。
県内の酪農家や乳業者は飼料価格の高騰や新型コロナウイルスの影響による需要の低迷などで厳しい経営状況が続いていることに加え、今月からは生乳の取引価格が1キロあたり10円引き上げられたことに伴い、小売価格も値上げした影響で、さらに需要が減少するおそれがあるということです。
こうしたなか、業界関係者による緊急集会が21日新潟市で開かれ、酪農家や乳業者、それに販売事業者などおよそ140人が参加しました。
このなかで、主催した新潟県酪農業協同組合連合会の藤田毅会長は「10年前は250件ほどの酪農家がいたが、現在は半数以下となっている。業界全体が一致協力して、県産牛乳の消費拡大に取り組んでいきたい」とあいさつしました。
そして、生産者を代表して新発田市で酪農を営む阿部雄太郎さんが「急激なコストの増加と収入の減少で多くの酪農経営者が打撃を受けている」などと現状を報告しました。
最後に、参加者たちは、かけ声にあわせて「牛乳を飲もう!」と声を上げ、消費拡大に一丸で取り組む方針を確認しました。
新潟県酪農業協同組合連合会の藤田会長は「今回の危機は酪農家だけでは済まないので、業界全体で県産牛乳について発信していきたい」と話していました。
からの記事と詳細 ( 県産牛乳の消費拡大に向け業界関係者が緊急集会|NHK 新潟県のニュース - nhk.or.jp )
https://ift.tt/ramj6EC
No comments:
Post a Comment