関東など約２１００戸で生産された生乳を販売する関東生乳販売農業協同組合連合会（関東生乳販連）は２０日、乳牛の飼料価格の高騰を受け、生乳の価格を引き上げることで乳業大手３社と合意したと明らかにした。値上げは１１月からで、価格は１キロ・グラムあたり１３０円程度と、これまでより１０円高くなる。
牛乳などの原料となる生乳の価格は、各地の酪農団体と乳業メーカーが交渉して決めている。このうち関東生乳販連と、明治、森永乳業、雪印メグミルクの交渉が決着した。３社は今後、牛乳などの小売価格に反映させる可能性がある。
生乳価格は原則として年１回決めており、２０１９年４月に４円値上げして以降、２０、２１年度は据え置いた。２２年度も据え置く予定だったが、ロシアのウクライナ侵略や円安の影響で乳牛の飼料価格が高騰し、関東生乳販連は年度途中での値上げを求めていた。
からの記事と詳細 ( 生乳の買取価格、１キロ１０円アップ…牛乳の小売価格も上昇の可能性 - 読売新聞オンライン )
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