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Wednesday, July 20, 2022

牛乳の本質的な魅力を知らせたい|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp

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ことし6月、東京・吉祥寺に全国各地の牧場こだわりの牛乳=クラフトミルクを専門に扱う店ができました。店主らは開店前に全国50を超える牧場を巡り、そこで聞いた生産者の思いと一緒に牛乳を提供しています。週末を中心に営業し、完売する日もあるなど人気を集めています。

【100年続く牛乳屋 クラフトミルク専門店に】
店を開いたのは吉祥寺で100年続く牛乳屋です。店主は木村義之さんで、息子で副店主の充慶さんと一緒に店を運営しています。
全国各地の牧場を巡った経験から、味の違いを多くの人に知ってほしいと「3種飲み比べ」というメニューをつくりました。充慶さんは「最終的には牧場に行ってみたいと思うところまでもっていきたい。可能性に満ちた業界だと思っているので、これからも生産者の思いと一緒に牛乳を提供していきたい」と話していました。

【十勝・広尾町 菊地ファーム】
東京の店に牛乳やアイスを出荷する牧場の一つ、十勝・広尾町の菊地ファームでは、およそ100頭の乳牛を飼育しています。
エサとして与える牧草はほぼ自給。雪の季節を除いて放牧するスタイルで牛を育てています。
牧場主の菊地亮太さんは「放牧地のゲートは閉めないことで、牛舎と放牧場の行き来を自由にしています。可能な限り牛にストレスをかけないことをポリシーとしています」と話していました。
一頭一頭、名前をつけて大切に育てている牛から搾った牛乳を多くの人に飲んでほしい。妻の亜希さんは、牧場の横に加工施設を併設したカフェをオープンさせました。牛乳が苦手な人にも牧場の味を知ってほしいと、ジェラートやソフトクリームなども販売。少しでも多くの人に牛乳のおいしさを伝えたいと考えてきました。
木村さん親子と話をして、「この人と一緒に牛乳をもっと楽しむ文化をつくっていきたい」と製品を出荷することを決めました。

【限定販売のコーヒー牛乳】
7月16日と17日の2日間、菊地さんは吉祥寺で新たな製品を限定販売しました。
それは、木村さんの紹介で知り合ったコーヒー専門店の代表・川野優馬さんがレシピを考えたコーヒー牛乳です。
川野さんは牛乳好きで、実際に菊地ファームにも訪れています。「砂糖は一切使わず、牛乳本来の甘さをいかしたコーヒー牛乳のレシピを考案しました。今回は試作第1回ですが、かなりおいしく仕上がりました。コーヒー好きはもちろん、牛乳が苦手な人がこれをきっかけに牛乳のおいしさに気がついてくれたらうれしい」と話していました。
販売を終えた菊地さんは「苦手意識を超えて手に取ってもらうのは簡単ではありませんが、新製品の開発や牧場の取り組みを伝えることで興味を持ってもらい、『牛乳の味はこういうもの』という固定概念を少しずつ崩していきたい」と話していました。

なお、コーヒー牛乳はまだ試作段階で今回は限定販売でした。今後さらに改良を加え、本格的な販売につなげたいとしています。

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