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Sunday, February 27, 2022

「牛乳をすてないで」コロナ禍 牛乳余りに驚き/中平莉愛さん(徳島市・鳴教大付属3年) - 徳島新聞

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余った牛乳の廃棄問題について、新聞記事から考えを深めたという中平さん=徳島市内の自宅

余った牛乳の廃棄問題について、新聞記事から考えを深めたという中平さん=徳島市内の自宅

徳島新聞 2021年12月16日付「生乳、大量廃棄の懸念」から

徳島新聞 2021年12月16日付「生乳、大量廃棄の懸念」から

 新聞記事から感じたことや考えたことをつづる「第13回徳島県新聞感想文コンクール」(徳島新聞社主催)には、県内から1万6330点の応募があり、最優秀賞4点、優秀賞20点、優良賞40点、佳作106点、優秀学校賞6校が選ばれた。小学生1~3年、小学生4~6年、中学生、高校生の各部門で最優秀賞に選ばれた4人に、記事から得た気付きを語ってもらった。

コロナ禍 牛乳余りに驚き

 牛乳が好きで、学校の給食だけでなく、家族と囲む食卓でも欠かさない。それだけに、新型コロナウイルス禍で需要が落ち込み、年末年始に余った牛乳が捨てられそうだというニュースに驚いた。「牛の子どもたちのためのお乳をもらっているのに、捨ててしまうなんて」。居ても立ってもいられず、冬休みに入ってすぐ感想文を書き上げた。

 全国の酪農乳業関係者が一丸となって対策を図ったため、牛乳廃棄は回避された。しかしコロナ禍は今も続いており、県内の多くの学校が休校となっている。給食向けの需要が減れば、再び牛乳が余る可能性もある。

 感想文では、牛乳を無駄にしないために「余った場合はどうするか、日頃から考えておかないと」とつづった。年末年始は、酪農乳業関係者が牛乳を毎日1リットル購入し、消費したと知った。その上で、一般消費者には「シチューとかスープとか、無理のない形で牛乳を使ってほしい」と呼び掛ける。

 新聞は小学校で配られた子ども新聞をきっかけに読み始めた。スポーツ面を中心に、社会面や経済面にも目を通す。特定の分野だけでなく、幅広いジャンルのニュースが掲載されているのが新聞の良さだという。「これからもコンクールへの応募を続け、また賞を取りたい」と話した。

牛乳をすてないで

 私は、牛にゅうが大好きなので、れいぞうこに牛にゅうがないとがっかりします。牛にゅうやバターはたくさんの料理に使えて、料理をおいしくするので、あまってすてられそうになっていると知ってびっくりしました。

 あまった牛にゅうをすててしまうのは、牛からおちちをもらっているのに、牛にもうしわけないです。あまってすてるくらいなら、牛の子どもたちに返してあげたいです。

 なぜ生にゅうがあまることになったかというと、新型コロナウイルスも原因になっているそうです。コロナのえいきょうで飲食店に行く人がへって、にゅうせい品の消ひがへったからです。コロナのえいきょうが、食品にも出ているとはおどろきました。牛にゅうやにゅうせい品にかぎらず、他の食品もむだになっているかもしれないと心配になりました。

 みんなが食べる量を考えてあまらないように生産するのは難しいことだと思います。天気や自然災害のえいきょうで、生産量が予想通りにいかないこともあります。だから、あまった時はどうするか、日ごろから考えておかないといけません。

 あまった脱脂粉にゅうを家ちくのえさにするのはすててしまうよりはいいと思いますが、少しもったいない気もします。

 世界中には食べ物に困っている人がたくさんいます。遠い国の人たちにとどけられるように、長く保存できる食品に加工できたらいいと思います。日本でも、コロナで仕事がなくなって、生活が苦しい人がいると思います。そんな人たちに牛にゅうを配って、ぜひ温かい料理を作ってもらいたいです。

 フードロスをなくしていくことは、食品だけではなく、人や物を大切にすることにつながると思います。牛を育ててくれた人や農家の人にかんしゃして、世界中のみんなに食料が行きわたるといいなと思います。

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