コロナ禍の生活スタイルの変化もあって、急成長を遂げる宅配サービス。フードデリバリーなどだけでなく、昭和の香りが漂うあのジャンルも勢いを取り戻している。在宅勤務が増えた記者もこの秋、実体験した。
聞き慣れた商品名 ドアを開けた
「宅配でいかがですか」。9月下旬、牛乳宅配最大手「明治」の名札を身につけた訪問スタッフが記者の住むマンションを訪れた。セールスの多さにうんざりしていたので最初は断ろうと思った。だが、さわやかな笑顔の若い男女2人組が聞き慣れた商品名を口にしたので、考えが変わった。
コンビニやスーパーの店頭、テレビCMでよく見かける、赤いラベルの飲むヨーグルト「明治プロビオヨーグルトR―1」だ。
マスクをして玄関のドアを開けた。話を聞いてみると、スーパーやコンビニでは手に入らない宅配専用商品を扱っており、ヨーグルトだけでなく牛乳などもあるという。子どもだった1980年代にお世話になった牛乳配達を思い出した。まだ続いていたのか、と驚くと同時に、自らの無知を恥じた。
「明治プロビオヨーグルトR―1」は2009年から発売され、乳酸菌などで腸内環境を整える「腸活」志向もあって、人気商品に育っている。家族で愛飲してきたR―1が宅配で飲めるなら、買い物の際の荷物を減らせて助かると、お試しで契約することにした。
ほどなくして我が家に届いたR―1は、「meiji」と書かれた保冷箱に入っており、容器は昔懐かしの牛乳瓶。箱の底に保冷剤が敷いてあり、並んだ3本の瓶はしっかり冷えていた。フタは紙ではなくポリキャップで、開けやすい。飲み口がひんやりしているせいか、ペットボトルより美味に感じた。配達日は我が家の場合、月曜と金曜。飲み終えた瓶は軽くすすいで保冷箱に返却する。牛乳や乳飲料を中心に、食品なども届けているようで、様々なカタログも届いた。
気になる価格 コンビニで目にするより…
気になる価格だが、1本ごと…
からの記事と詳細 ( 「セールス?」断ろうとした 在宅勤務で懐かしの「牛乳配達」と再会 - 朝日新聞デジタル )
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