クレヨンで楽しくお絵かきをしていると、机にはみ出してしまったり、手や指にクレヨンがついてしまったり、汚れの対処法が気になりますよね。でもクレヨン汚れは、家庭にある身近な牛乳などで落とせるのを知っていますでしょうか。クレヨンやサインペンでおなじみの文具メーカー「ぺんてる」(本社:東京都中央区)で画材の開発を担当している中山瑠梨さんに解説してもらいます。
クレヨン汚れは牛乳やクレンジングオイルで落ちる!
水拭きではなかなか落とすのに時間がかかるクレヨン汚れですが、実は牛乳やクレンジングオイルを使うとあっという間に落とすことができます。 ――クレヨンの汚れとは? A. クレヨンはオイルやワックスなど、材料の中に油分を含んでいるので、クレヨン汚れはすなわち「油汚れ」です。 油を浮かせると、汚れが落ちやすくなります。油は水となじまないため、水拭きではうまく落とすことができません。 ――牛乳でクレヨン汚れがとれるの!? A. 牛乳は水分の中に油分が分散しています。牛乳に含まれる油が、クレヨンの油を吸収し汚れを浮かし、さっと汚れが拭き取れるという理論です。 表面がつるっとした、水分を吸収しない面についたクレヨンには、牛乳の使用が効果的です。ただし、水分を吸収してしまう場所では、牛乳の中の水分が吸い込まれると同時に油汚れも吸収してしまうのであまり推奨はできません。化粧品に含まれる油分を浮かせて水で落とせるようにする役割を持つクレンジングオイルや、食器洗い用の中性洗剤もクレヨン汚れと相性が良いです。 動画:https://www.youtube.com/watch?v=Wr3D7DFgi_k
クレヨンの落とし方を素材別に紹介!
汚れがついてしまった素材ごとに落とし方をご紹介します。 1)ガラス・金属 牛乳を布にしみ込ませ、汚れた部分を拭きます。汚れが落ちたら水拭きをして、最後に乾拭きをしてください。 落とし度:★★★ 2)プラスチック製品 水を弾くプラスチック製品の場合、牛乳やクレンジングオイルなどをしみ込ませた布で汚れを拭きます。汚れが落ちたら水拭きをして、最後に乾拭きをしましょう。 落とし度:★★★ 3)衣類・布類 油分が含まれたクレヨン汚れは温度が上がると溶け、落ちやすくなるので、お湯を使いましょう。洗剤を溶かした40~50℃のお湯につけ置きした後、もみ洗いをしてください。クレヨンの跡が目立つ場合は、洗濯物に合う漂白剤を使って、つけ置き洗いをしましょう。あまり高温のお湯を使用すると衣類を傷める可能性があるので気をつけてくださいね。 落とし度:★★ 4)手・皮膚 牛乳やクレンジングオイルなどを使い、クレヨンの汚れを浮かせた後に水ですすぎます。最後にせっけんで洗うときれいに落とせます。 落とし度:★★★ 5)壁・家具 塗装された木材や、非吸収面の壁・家具は、牛乳やクレンジングオイルなどを染みこませた布で汚れを拭き取り、水拭きしましょう。塗装されていない木材や、水分を吸収してしまう素材の家具は、牛乳などを使わず、歯ブラシなどで汚れをかき出してください。ただし、色が残ってしまう場合があります。 落とし度:★★
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