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Thursday, October 14, 2021

NY伝説の味「ピーター・ルーガー」ステーキ店、東京にオープン - ブルームバーグ

tasisuper.blogspot.com

ニューヨークの伝説の味がついに東京でも味わえるようになる。ミシュランガイドで紹介されている「ピーター・ルーガー・ステーキハウス」が14日、ニューヨーク以外で初の店舗を東京にオープンする。

  渋谷区恵比寿の閑静なエリアに位置する店舗は、脂ののった和牛の人気で知られる東京で、ドライエイジングビーフ(乾燥熟成牛肉)を世界に広めたピーター・ルーガーの出店を果たすため、何年もかけて取り組んできた努力のたまものだ。

  ステーキ店が入居するレンガ外壁の3階建てビルは、1887年にニューヨークのブルックリンにオープンした家族経営のレストランをほうふつとさせる。高級ステーキ店の出店が多い六本木や丸の内の金融街からは離れているが、ニューヨークの店舗と建物が似ていることからこの場所が選ばれた。

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「ピーター・ルーガー・ステーキハウス 東京」(東京・恵比寿)

  ピーター・ルーガーの東京店をオープンするワンダーテーブルの秋元巳智雄社長は「まさにブルックリンの本店がそのまま東京に降りてきた」と語る。同社は米ロウリーズ・ザ・プライムリブのフランチャイズも展開する。

  和牛が海外でファンを獲得しているように、日本でもここ10年、ドライエイジングビーフの人気が高まっている。米国産牛肉の輸入規制緩和を背景に「ウルフギャング・ステーキハウス」「ベンジャミンステーキハウス」「エンパイアステーキハウス」「モートンズ・ザ・ステーキハウス」がいずれも東京に出店している。

和牛ブームのNY発、伝説のステーキハウスが20年までに日本上陸

  ピーター・ルーガーの東京店で使用する牛肉は毎週、米国から日本に空輸され、店舗内の専用の熟成庫で28日以上、熟成される。看板メニューのTボーンステーキ(2人用)はオープン時で2万2000円(消費税・サービス料抜き)。ニューヨークの店舗と同様、時価での提供となる。 

  ただ東京の店舗は2つの分野でニューヨークと異なる手法を用いる。ピーター・ルーガーはずっと支払いは現金、予約は電話のみとしてきた。しかし、日本では現金での会計を行わず、人工知能(AI)を利用したLINE提供の電話予約システムに加えネット予約も受け付ける。

  オープンから60日間の予約は、先月の受付開始から数時間でいっぱいになった。現在は予約を90日先まで受け付けており、ディナーの枠は年末までほぼ埋まっている。

  秋元社長によると、東京出店の費用はライセンス料と建設費を含め約10億円。オープンは当初、東京五輪開催前の2020年を目指していたが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)でさらに遅れた。 

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ピーター・ルーガー・ステーキハウス 東京の料理

  東京で新規感染者は急減しているが、新型コロナが外食に対する意欲の重しになっている。またパンデミックで日本の国境はなお事実上、閉鎖されており、来日する米企業幹部が社用で食事をするようになるにはまだしばらくかかりそうだ。一方、ピーター・ルーガーは十分なスタッフ確保が厳しいことも実感しており、提供できる客席数が制約されている。

  秋元氏は「1年間、赤字だとしても、130年やっているブランドだ」とした上で、投資を数年で回収することは見込んでおらず、「10年、20年、30年続けるという前提で」この事業に着手したと述べた。

  ワンダーテーブルはピーター・ルーガーの年間売上高について当面は15億円を目指しており、さらに数年間で20億円余りに増やしたい考えだ。

  秋元氏は自身が知る限りでこの規模の店は東京で「3、4軒しかない」とし、「もうやるんだという覚悟だ」と強調した。

原題: Peter Luger Defies Pandemic to Open First Tokyo Steakhouse (1)(抜粋)

 

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