大型連休中も新型コロナウイルス対応で働く医療・介護従事者に感謝を示そうと、ステーキレストランの三田屋本店（兵庫県三田市武庫が丘７）は３～６日、ステーキ弁当を無料で提供する。１日３００食を用意し、社員が三田市内や周辺の施設に届ける。阪神・淡路大震災で同社が行った炊き出しを元に、定番メニューになったステーキ弁当。四半世紀の時を超え、コロナ禍と戦う人に元気を届ける。
弁当には国産黒毛和牛のステーキ４、５枚とご飯、付け合わせの温野菜などが入る。基幹店の「やすらぎの郷」で販売する定番メニュー（税込み１２００円）を元に盛り付けを考えた。
同社は緊急事態宣言を受け、４月９日から「やすらぎの郷」の休業を続ける。約２６０人の従業員は工場勤務者や事務担当を除き、多くが自宅待機となった。
レストランで接客をする従業員以外は普段、地域住民との接点が少ない。そこで廣岡賢治社長（３５）が「自分たちの行動で、皆さんに喜んでもらえることをしよう」と提案。連休中は社員約１０人が弁当作りと配達を担う。
ステーキ弁当は震災の炊き出しが原点。無料で提供するのは震災以来となる。対象は三田市内のほか、同店から片道３０分以内にある病院や介護施設。配達は正午と午後１時、同２時の３回で、１回当たり１００食を用意している。
計１２００食のうち５日までの予約は埋まった。６日の予約は２日午前１０時から、同社のウェブサイトで受け付ける。問い合わせは同社ＴＥＬ０７９・５６４・４１５１
（高見雄樹）
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May 02, 2020 at 03:30AM
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ステーキ弁当を医療従事者らに無料提供 三田のレストラン - 神戸新聞
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