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Sunday, April 19, 2020

<新型コロナ>給食牛乳 苦難でも前へ 富士宮・富士の国乳業 再休校、先見通せず不安と戦う - 東京新聞

給食用牛乳の再出荷を目指す佐野将史社長

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 酪農が盛んな富士宮市で給食用牛乳を作る「富士の国乳業」が、新型コロナウイルスの拡散に翻弄(ほんろう)され続けている。3月の国の要請による学校の一斉休校で大量の注文キャンセルが発生。新年度になって一度学校が再開されたものの、数日後には再度休校に突入してしまった。休校が少なくとも連休明けまで続く中、先の見通せない不安と戦っている。 (佐野周平)

 富士宮は朝霧高原を中心に酪農が盛んで、牛乳の原料となる生乳生産量が県内で最も多い。地元産牛乳を子どもたちに届けようと、市内の酪農家らが同社を設立。七億円で工場を建て、二年前から富士宮市と富士市の全小中学校に約三万パックを提供する。

 三月の一斉休校では、出荷待ちだった二千三百キロの牛乳の販路が見つからず、廃棄した。佐野将史社長(60)は「あれだけ大量の牛乳を捨てたのは初めて。丹精込めて作ったので、仕方ないと分かっていてもつらかった」。春休みまでの半月分に当たる九万キロの注文が消えた。

 新年度に入り、両市は今月上旬、小中学校を再開した。一カ月ぶりの出荷に佐野社長は「検査を強化して万全を期す」と意気込んでいた。だが七日、国は首都圏などに緊急事態宣言を出した。これを受け、両市そろって再休校にかじを切り、出荷ができなくなった。緊急事態宣言は十六日、静岡を含む全国に拡大した。

生産が中断され、作業レーンが止まったままの牛乳製造工場=いずれも富士宮市の富士の国乳業で

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 生産は止まっていても、工場の維持管理や人件費などで固定費は月に数百万円かかる。「先の見えない真っ暗闇のトンネルにいるような気分になった」

 同社は給食用牛乳が売り上げの九割以上を占める。新たな販路の開拓が急務で、富士宮市の学童保育を通じて保護者に販売する準備を進める。窮状を知った市民の助けもあり、地元のスーパーや民間企業への販売も模索している。

 今のところ両市とも五月六日まで休校とする予定だ。感染者が増え続けており、延期される可能性もあるが、佐野社長は「苦しいのはどこも一緒。少しずつでも販路を増やし、この危機を乗り越えたい」と前を向く。

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