国内
宅配グルメといえば、バイクや自転車というイメージがあるかと思うが、外出自粛はその風景も変えつつある。
打撃を受ける2つの業種がタッグを組んだ。
熟成肉を使った高級ステーキが人気の「ウルフギャング・ステーキハウス」。
アメリカ・ニューヨーク生まれのスタイルをアレンジしたお弁当は、今話題のテイクアウトが可能だが、受け取りに来たのはタクシーの乗務員。
都内初となる“タクシーデリバリー”は、先週末からスタート。
「ミシュラン」1つ星中華「富麗華」と人気ステーキ店「ウルフギャング」の2つの店から選ぶことができる、まさに「ステーキな選タクシー」。
ネットで商品を注文すると、できたての料理を作ってくれる。
お店がタクシーを配車し、そのタクシーが自宅まで料理を届けてくれる。
ウルフギャングでは、料理の代金プラス配達料3,300円で、お店のメニューが自宅に届くサービスも。
通常、物を運ぶことが禁じられているタクシー。
今回は、タクシーの救援事業制度や、国の期間限定の特例措置を活用し、料理のデリバリーが可能になった。
日本交通 広報・木村寛之さん「具体的な数字ではないのですが、売り上げは半分以下。乗務員が1件でも多く、こういった需要があって、仕事になれば1番いいですし、飲食店の少しでも力添えができればいいのかなと」
ウルフギャング・ステーキハウス青山店 ゼネラルマネージャー・小林哲也さん「タクシー業界もこういう状況なので、時間があるという話を聞いたので、お互いウィンウィンな関係でわれわれの料理を運んでいただけたら」
この両者のタッグは、全国に広がっている。
北海道・札幌市で始まったのは食べタク。
親子のもとに届いたのは、北海道名物のスープカレー。
利用した親子「うれしいです」、「子どもと一緒だと思うように買い物ができないので、疲れた時に弁当などの配達を頼めたらいい」
また、宮城・仙台市では、料理を専用の箱に入れ、それを車のトランクに積み宅配するスタイル。
札幌、仙台ともに、料理の代金に加え、配達料500円でお店の味が自宅へ届く。
“乗せたくても乗せられない”、“売りたくても売れない”、そして、“食べたくても食べられない”。
タクシーと飲食店とわたしたちをつなぐ、タクシーデリバリー。
苦境を乗り切る救世主になれるのか注目。
"ステーキ" - Google ニュース
April 30, 2020 at 06:50PM
https://www.fnn.jp/articles/-/38215
高級ステーキ 自宅で満喫 都内初 タクシーデリバリー 国内 40分前 - FNNプライムオンライン
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