新型コロナウイルスの感染拡大防止へ全国で臨時休校が続く中、乳製品メーカーの弘乳舎(熊本市北区)は、学校給食の行き場をなくした県内外の牛乳を受け入れ、保存の効く加工用のバターや脱脂粉乳を増産している。3月の製造量は例年の約2・5倍を予定し、懸念された余剰乳廃棄の防止に大きな役割を果たしている。
農林水産省によると、全国の1日当たり生乳出荷量約2万トンのうち、給食向けは約1割の約2千トン。給食の一斉停止で多量の余剰乳が発生しており、乳業メーカーが飲用から加工用に回すことで需要調整している。
弘乳舎はバターや脱脂粉乳への受託加工が主事業で、北海道を除き国内最大級の加工処理能力(日量最大500トン)を持つ。通常は給食のない春休みなどに生産を増やすが、異例の臨時休校に対応して前倒しで増産態勢に入った。
3月は九州をはじめ中国地方からも連日タンクローリーで生乳が運び込まれ、1日当たり300~350トンを加工処理。月間処理量は例年の2・5倍に当たる8千トンを見込む。
約50人のスタッフを受託加工に重点配置しているため、アイスクリームなどの自社製品製造は一時休止。受託加工は自社生産に比べ利益が少ないものの、酪農・乳業の需給バランスを維持する「社会的使命」という。
同社の武田太郎常務は「今は生乳を廃棄せず加工原料に転用し、酪農家の収入と経営を支えることが最優先」と強調する。(福山聡一郎)
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