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Thursday, January 2, 2020

なぜ安楽亭は債務超過の「ステーキのどん」を買収したのか? - M&A Online

なぜ安楽亭は債務超過の「ステーキのどん」を買収したのか?

アークミールを買収した安楽亭

全国で焼肉店を展開する安楽亭<7562>が、12月26日「ステーキのどん」や「フォルクス」を運営するアークミールを、吉野家ホールディングス<9861>から買収すると発表しました。アークミールは債務超過状態。損切りした吉野家にとってはメリットが高そうな一方で、1億7000万円の純損失を計上している安楽亭には荷が重く、引き受けている場合ではないようにも思えます。買収を決めた背景には何があるのでしょうか?

この記事では以下の情報が得られます

  • ・安楽亭が一時的に陥る苦境
  • ・安楽亭とアークミールの業績

アークミールは9カ月で13店舗閉鎖

アークミール「フォルクス」
アークミールのファミリーレストラン「フォルクス」

安楽亭で買収したアークミールは、「ステーキのどん」「どん亭」「フォルクス」「don イタリアーノ」を運営しています。2019年2月期の売上高は202億500万円で営業損失は9億3000万円。純損失は21億1600万円でした。この期に、純資産が3億3700万円マイナスの債務超過に陥っています。

吉野家は本体への影響を軽微に抑えつつ、少しずつアークミールの不採算店撤退を進めていました。2017年2月期に2店舗、2018年2月期に6店舗、2019年2月期に7店舗を閉店しています。

▼アークミール店舗数と売上高、純損失推移

2017年2月期 2018年2月期 2019年2月期 2019年11月末
閉店数 2 6 7 13
総店舗数 184 178 171 158
売上高 227億5400万円 224億600万円(1.5%現) 202億500万円(10%減) -
純損失 3億600万円 1億4000万円 21億1600万円 -

吉野家決算説明資料、安楽亭アークミール取得のお知らせより作成

2019年は2月から11月までの10ヶ月間で13店舗を閉店。譲渡先が安楽亭に決まり、一息に進められたのでしょう。債務超過のアークミール買収の決め手となったのは、不採算店の整理が進んだ状態であったためと考えられます。

書店大手の文教堂HD、私的整理による再生手続きを申請

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大手書店の文教堂グループホールディングスは28日、私的整理の一種である事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)を第三者機関に申請したと発表した。2カ月後に差し迫っていた上場廃止を回避し、債務超過解消までの時間をもう1年間稼ぐ窮余の策だ。


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