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Tuesday, January 7, 2020

危険なくず肉でつくられた激安ステーキに注意 エストロゲン残留も - livedoor

【トランプに握られた日本人の胃袋】#10

米国牛から国産牛の600倍の女性ホルモン「牛脂」は要注意

 高濃度のエストロゲンを含んだ牛脂が、私たちがよく食べる加工食品に使われていると書いたが、今回は「くず肉」について触れたい。

 海外に行かれる方なら分かるが、日本の外食チェーン店で食べる料理の安さにはびっくりする。ランチのハンバーグセットなんて500〜600円台が普通だし、300円台の店もある。人件費や光熱費などを差し引けば、おそらく材料費なんて100円か200円だろう。なんでこんな値段で販売できるのか。その理由の一つが成型肉だ。

■安い肉には裏がある

 2017年に日本マクドナルドが「牛赤身肉のスライス」として売っていたのが、実は成型肉だったことが分かって問題になったが、これは日本マクドナルドだけの問題ではないのだ。

 成型肉とは、くず肉や安い牛肉の切れ端を集めて、ハンバーグやサイコロステーキなどにしたもの。くず肉は、骨や内臓にくっついてそぎ落とせなかった肉だ。米国からは年間に1000トン以上輸入されている。国内では、品質の良くない部分を切り落とした肉がくず肉として流通している。これらの肉を集め、インジェクターという注射針がたくさんついた機械で、牛脂やさまざまな食品添加物を注入すると、もっともらしいバーガーやステーキになる。安く仕上げることが目的だから、和牛のくず肉なんて使わない。米国牛のような安い肉だ。安くても、添加物で人間の舌をだますことなんて簡単だから、こうして激安のハンバーグやステーキに仕上がる。

 くず肉は骨や内臓についた肉だけではない。脚や耳、頭、心臓、胸腺といった食える肉はすべてくず肉になる。文字通りくずの肉だから、エストロゲンがどれだけ残留しているか予測がつかない。そのうえ牛脂を注入するのだから、赤身よりも濃度は高くなるだろう。

 危ないのはそれだけではない。日本は2013年から米国牛を月齢30カ月以下に制限して輸入していたが、昨年の5月にこれを撤廃したことだ。これのどこに問題があるかというと、肥育ホルモンは基本的に1回だけ牛の耳に打ち込むことになっているのだが、月齢が増えると肉が硬くなるため、2回打つことはよくあるという。つまり、年を経た牛は600倍どころか、さらにホルモンが増えるということだ。この安い米国牛が、日米貿易協定によって日本にどっと入ってくる。安すぎるものには必ず理由があるということだ。

(奥野修司/ノンフィクション作家)

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