吉野家ホールディングス(HD)は26日、「ステーキハウスフォルクス」や「ステーキのどん」などを展開する子会社のアークミール(東京)を焼き肉チェーンの安楽亭に売却すると発表した。売却額は非公表。

アークミールは競争激化や人件費の上昇で業績が悪化していた。吉野家HDは、牛丼や別の子会社が運営する「はなまるうどん」に経営資源を集中する。

2020年2月29日付で株式を譲渡する。吉野家HDは08年にアークミールを子会社化した。不採算店の閉鎖などを進めたがアークミールの業績は長く低迷し、19年2月期の純損益は21億円の赤字だった。

安楽亭は、買収により食材の共同調達などで相乗効果が見込めると判断した。(共同)