★絶品必食編
飲みのシメと言えばラーメンかお茶漬けと相場は決まっている……わけではない。札幌ならパフェ、福島ならソフトクリームなどもシメの候補となる。
だが沖縄でのシメと言えば〝候補〟などではなく相場は決まっている。ステーキなのだ。
初めてこの文化に触れたのは20年ほど前、離島の宮古島だった。島の飲食業界のリーダー格だったソナンさんとさんざん飲み歩いた後、深夜の2時頃に「そろそろ締めようかね」と誘われて扉を開けたスナックで当たり前のようにステーキをオーダーしたのだ。「えっ」と驚いた僕に「島ではこれが当たり前さー」とニヤリと笑って、泡盛をグイッ(締めのはずなのに)。
郷に入りては郷に従え。以来、沖縄に行けばシメはステーキ店に行くようにしている。ところがコロナ禍でステーキ店の様相は一変した。もともと深夜営業をしていた店の営業時間が続々と短くなっていった。
それもそうだろう。コロナ禍で県民の外食の機会は減り、県外からの来訪者も減った。以前、深夜1時過ぎまで営業していた本島の名物店「ジャッキーステーキハウス」も最近は22時までと〝短縮営業〟のまま。この時間では「シメにステーキ」とはいかなくなってしまう。ある意味、沖縄の大衆食文化の危機と言ってもいい。
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