学校の春休みで落ち込む牛乳の消費量を拡大させようと、新潟市中央区女池上山の「ブーランジェリー リリッカ」は18日、同市江南区の乳製品メーカー「塚田牛乳」の牛乳を使用したデニッシュ食パン「モーモーデニッシュ」の販売を始めた。生産者らは、商品をきっかけとした牛乳の消費拡大に期待している。
塚田牛乳などによると、春は乳牛の大部分を占める「ホルスタイン種」にとって過ごしやすい気候で、牛乳の生産量が増える一方、学校の春休みやゴールデンウィークで需要は減る。県内130校の学校給食で牛乳を提供する同社も、約9000リットルの牛乳が消費されなくなるため、生産を調整するなど工夫をしている。
リリッカでは、約10年前から、塚田牛乳の牛乳をカスタードクリームなどに使用している。リリッカを運営する外食チェーン「キタカタ」役員の松縄剛さん(51)らが、塚田牛乳の担当者から「春の消費減退に困っている」と聞き、商品を開発した。
モーモーデニッシュは、1斤につき約150ccの牛乳を使用。牛乳の甘さが感じられる味わいで、リリッカの広報などを担当している常木加奈絵さん(36)は「ミルキーな味が好きな人に特に好んでもらえると思う」とPRする。
塚田牛乳営業部の宮尾雅子さん(42)は、「パンをきっかけに県産牛乳を飲んでみたいと思う人が増えてほしい」と期待する。松縄さんは「塚田牛乳が生産する牛乳の魅力を多くの人に伝えたい」と話している。
税込み780円。リリッカとオンラインショップで購入できる。
からの記事と詳細 ( 牛乳消費パンで解決 リリッカ 春休み需要減受け開発 - 読売新聞オンライン )
https://ift.tt/qUItsFu
No comments:
Post a Comment