前日からの吹雪がおさまった昨年12月19日午後、国内最北の空の玄関口、北海道・稚内空港から全日空機が飛び立った。
機中の保冷ボックス12個に入った牛乳とヨーグルトが羽田経由で向かったのは、沖縄県の那覇空港だ。北海道でコンビニを展開するセコマの牛乳を、沖縄のスーパーで売る試みだ。
量を運べない空輸は高くつくというのが業界の常識だ。しかし荷物があふれるのは夜や早朝の便。「日中ならば安く運べる」。逆転の発想で2月9日から毎週1回、沖縄に牛乳を送る。
製造するのは稚内の南隣、豊富町にある豊富牛乳公社だ。
豊富には放牧に適したサロベツ原野が広がる。公社は1966年、農協の一部門として発足。しかし、牛乳メーカーとの競争は厳しく、有力な販路のない公社は業績不振が続いた。
再建へ96年にセコマが資本…
※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません
からの記事と詳細 ( 沖縄でも買えるセコマの牛乳、次は海外? 自前工場で描く地域の好循環:朝日新聞デジタル - 朝日新聞デジタル )
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