クリスマスまであと2週間ほどですが、この冬は材料費の高騰がケーキ店を直撃しています。店からは値上げせざるを得ない苦しい声が聞こえています。
日に日に近づくクリスマスの足音…
新潟市西区の洋菓子店「ガトーシェフ三昧堂」では、12日時点で例年並みとなる1200個ほどのクリスマスケーキの予約が入っています。しかし…
【ガトーシェフ三昧堂 高井司 社長】
「全般的に材料費が上がっていますね。下がるものがない状況で、卵・生クリーム・粉・砂糖…という全てですね」
帝国データバンクによりますと、去年の同じ月と比べて卵は29％、牛乳は19％、砂糖は15％、イチゴは6～50％ほども値上がりしています。
こうした原材料価格の高騰を背景に、今年のクリスマスケーキの平均価格は4468円。去年と比べて325円、21年と比べると529円の値上がりとなっています。
原材料費のみならず包装資材や人件費も高騰していることを受け、こちらの店でも去年より5％ほど値上げしましたが、その胸の内は複雑です。
【ガトーシェフ三昧堂 高井司 社長】
「売る側としても、これ以上高いものをケーキとして売っていいものか？っていう部分もある」
今の値上げ分では原材料費などの高騰分はカバーできておらず、店では製造ロスを減らすなどの工夫をしていますが、コストを抑えるにも限界があるといいます。
クリスマスを前に店に重くのしかかっている負担…
ただ、店にとってもクリスマスケーキには「特別な思い」がありました。
【ガトーシェフ三昧堂 高井司 社長】
「『1年の感謝の気持ちで』っていうことを先代からもずっと言われているので、お客さまが笑顔で過ごせるようにいいものを届けたいと思っている」
さらに今年は、夏の猛暑の影響で、ケーキに欠かせないイチゴの入荷が難しいとの声もあるそうです。
先行きの見えない物価高…
店には毎週のように材料などの値上げの知らせが届いていて、厳しい状況は年明け以降も続きそうです。
からの記事と詳細 ( クリスマスケーキがピンチ！「牛乳 砂糖 イチゴ…材料費の高騰に加え人件費もアップ」 | BSN NEWS｜BSN新潟放送 ... - TBS NEWS DIG Powered by JNN )
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