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Sunday, October 29, 2023

迫る:秋葉原のミルクスタンド(その2止) 復興、高度成長期支え - 毎日新聞

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JR総武線ホームにあるミルクスタンド「酪」。おいしい牛乳を求めて毎日、多くの客でにぎわう=東京都千代田区のJR秋葉原駅で12日、宮武祐希撮影
JR総武線ホームにあるミルクスタンド「酪」。おいしい牛乳を求めて毎日、多くの客でにぎわう=東京都千代田区のJR秋葉原駅で12日、宮武祐希撮影

愛され続けるミルクスタンド

 ミルクスタンドの歴史を調べようと毎日新聞の画像アーカイブを探すと、戦後間もない時期に撮影されたとみられる古い写真を見つけた。撮影日は1953(昭和28)年8月。撮影場所は「国電駅」とあるだけで詳細は分からないが、スタンドで牛乳を飲む女性が写っている。

 写真を眺めていると、看板の「大沢乳工」の文字に気が付いた。ミルクスタンド「酪」を経営する大沢牛乳の大沢一彦社長(76)に見てもらうと感嘆の声が漏れた。「こんな写真、よく残っていましたね。秋葉原にあるうちの店舗に間違いありません」

 大沢さんの実家は元々、埼玉県内で小さな牛乳メーカーを営んでいた。その社名が「大沢乳工」。両親は50(昭和25)年、自社の牛乳を販売する拠点として東京・御徒町駅の改札前にミルクスタンドを出した。その後、秋葉原駅の総武線ホームにも進出した。これが「酪」の始まりだ。秋葉原、御徒町の店舗は今も当時とほぼ変わらない場所で営業を続けている。

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