18日の「父の日」を前に、熊本県酪農女性部協議会と熊本県花き協会バラ部会は7日、生産品のPRを兼ねて蒲島郁夫知事にそれぞれ牛乳とバラを贈った。牛乳は1997年から、バラは93年から続く恒例行事。
協議会の富田裕美会長（58）＝熊本市東区＝はロシアのウクライナ侵攻による最近の飼料価格高騰を挙げ、「今後さらに廃業が加速するのではないかと懸念している。牛乳の消費拡大をお願いしたい」と訴えた。試飲した蒲島知事は「難局を乗り越えられるよう一緒に頑張りたい」と応じた。
富田会長によると、飼料価格の高騰が続く中、1キロ当たりの飲用乳価は昨年11月に10円上昇したのが最後。「県内の酪農家の経営は逼迫［ひっぱく］している」と語った。
バラ部会も、県産のバラやユーカリを使ったフラワーアレンジメントを贈呈。聖母幼稚園（熊本市東区）の園児6人が「これからもお仕事頑張ってください」と知事に伝えて手渡した。（横川千夏）
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