今月１８日の「父の日」を前に「父」と牛の「乳」をかけて牛乳の消費拡大を図ろうと、小林市の酪農家たちが市役所で牛乳のおいしさや魅力をＰＲしました。
１３日は酪農家で作る団体のＪＡこばやし酪農部会の２人が小林市の宮原義久市長を訪れ、新鮮な牛乳や牛乳に混ぜて飲む粉末食品を贈呈しました。
宮原市長はコップに注がれた牛乳をグッと飲み干し、「大変おいしいです。酪農家の方も厳しい状況だと思うので市民のみなさんにも飲んでいただきたい」と応えていました。
団体によりますと、少子化などの影響で牛乳の需要が低迷する中、ウクライナ情勢や円安による飼料価格の高騰が続き酪農家の経営を圧迫しているということです。
県によりますと、ことし２月時点の県内の酪農家は１８９戸で、１０年前に比べて４割近く減少しています。
こうした状況の中、全国の酪農家たちは毎年「父の日」に合わせて消費拡大を図るＰＲ活動を行っています。
小林市で酪農を営む温水優子さんは「毎日、大変な中でも牛たちと一緒に頑張って乳を搾っているので、たくさんの人に牛乳を飲んでいただきたいです」と話していました。
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