神戸出身で、日本初のアカペラグループ・チキンガーリックステーキのメンバーによるコンサート「わたしたちの歌声を北野で響かせよう」が６日、神戸市中央区中山手通３の北野工房のまちであった。児童や家族ら１００人超が美しい歌声に酔いしれた。
中央区小学校ＰＴＡ連合会の主催。同区では毎年、神戸文化大ホールを舞台に合唱や合奏を披露する「中央区小学校連合音楽会」を開いてきたが、２０１９年度に事業が終了。音楽に触れる機会をつくろうと、「わたしたちの－」を計画したが、新型コロナウイルスの影響で延期となり、３年越しの開催にこぎつけた。
チキンガーリックステーキのメンバーは、忍たま乱太郎の主題歌「勇気１００％」や映画音楽「スタンド・バイ・ミー」、唱歌「紅葉」などアンコールも含め１０曲以上を約１時間にわたって熱唱した。会場の親子連れらも、一緒に口ずさむ場面もあった。
同連合会の佐久間健副会長は「コロナによる度重なる延期を得て、ようやく開催できた。これからも、音楽を通じて、豊かな心を養う機会を子どもたちに与えていきたい」と話した。（藤原 学）
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