Jミルクは6月16日に需給短信を公表した。家庭用を中心に需要は減少しており、需要拡大が今後のポイントになると強調している。
Jミルクによると6月6日の週の牛乳類の家庭内消費は前年比89.9%で今年度初めて90%を下回る水準となった。
とくに牛乳の減少幅が大きい。昨年は平年よりも気温が高く販売個数が増加したことにくらべ、今年は平年よりも降水量が多く、気温の低い日が多かったことがさらに減少幅が広がった要因とみる。
ヨーグルト類は前週と比較すると、個食、大容量は販売個数、前年比とも下回った。一方、ドリンクタイプは上回り、徐々に前年の水準に近づいている。
Jミルクは燃料費、光熱費、日用品などの物価高で食料品全体への買い控えにつながり、牛乳乳製品の消費にも影響が出ている可能性があると指摘している。
今後は政府が家計負担の軽減に取り組む方針を示していることや、梅雨明けや気温の上昇もプラス要因となるため、家庭内需要の増加を期待する。
ただ、脱脂粉乳とバターの在庫量は増加しており、需給は依然として緩和状況が継続している。引き続き業界全体での需給改善に向けた取り組みが肝要であり、「国産牛乳、乳製品の需要拡大、底上げを図ることが今後のポイント」と強調している。
からの記事と詳細 ( 家庭内消費落ち込み続く 牛乳乳製品の需要底上げを Jミルク - 農業協同組合新聞 )
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