台湾でもステーキは人気で、リーズナブルなお店から高級店までさまざまです。筆者も時々利用するのですが、何店か訪れるうちに「ここは日本と違うな」と感じた点がいくつかあります。今回は台湾北部・新北市新店区の人気ステーキ店「樂昀牛排館」について紹介しつつ、日本とは少し異なる台湾のステーキ屋さんの様子をレポしてみます!
地方都市でステーキランチ「樂昀牛排館」
台湾でもステーキはよく食べられていて、特にリーズナブルな価格帯のお店は気軽に利用しやすいです。今回訪れたのは、台北市のお隣・新北市新店区にあるステーキ店「樂昀牛排館(ルーユンニウパイグアン)」。口コミで高評価の同店、お昼12時を過ぎたとたん、あっという間に満席になっていました。
一番安いステーキ・特製牛排(特製ステーキ)で160元(約700円)です。沙朗牛排(サーロインステーキ)は190元(約835円)。
すべてのメニューはスープ付きで、さらにドリンクとアイスクリームも食べ飲み放題。全体的にリーズナブルです。
甘めのコーンクリームスープが定番?
筆者が注文したのは、一番お手頃価格な「特製牛排(特製牛ステーキ)」です。注文と会計を済ませてからしばらく経つと、まずは酥皮濃湯(パイ包みコーンクリームスープ)が運ばれてきました。
パイ生地を割っていただいてみます。スープはとろみが強めで、甘い味付け。コーン、ハム、玉ねぎ、じゃがいもなどの具材が入っています。パイ包みかどうかはお店によりますが、どのステーキ屋さんでも、甘めのコーンクリームスープがサービスで提供されることが多いように感じます。
お肉の付け合わせはご飯じゃなくて麺がスタンダード?
しばらく経つと、メインの特製牛ステーキが到着! 鉄板は熱々で、バチバチと音を立てながら運ばれてきます。
牛肉はやわらかくスムーズに噛み切れます。ソースはマッシュルームと胡椒のミックスソースをチョイスしましたが、見た目ほど味は濃くなく、とろみのある薄味のバーベキューソースのような味わい。ソースはかけず、胡椒だけの方がおいしかったかも?
日本のステーキ屋さんと大きく異なる点が、お肉の付け合わせはご飯ではなく麺だということ! このパスタのような麺を、お肉のソースと絡めながら味わいます。お店によっては、うどんのような太麺が添えられていることも。
ステーキを麺と一緒に食べるというのがはじめの頃は慣れなくて、「ご飯が欲しい……!」といつも思っていました。パンが食べ放題になっているお店は多いですが、この価格帯のステーキ屋さんで麺ではなくご飯をいただけるお店は今のところ見かけたことがありません。
アイスクリーム食べ放題がうれしい!
今回訪れたお店は、ドリンク2種類に加えてアイスクリームも食べ放題! ドリンク飲み放題は多くのお店で見かけますが、アイスクリーム食べ放題はそれほど多くはないので、これはうれしいところです。
アイスクリームはコーンもしくはお皿に、好きなフレーバーのものをのせて楽しみます。この日のアイスクリームはチョコ、マンゴー、ストロベリーでした。チョコレートにはチョコレートの粒が、フルーツアイスにはフルーツの果肉が入っていておいしいアイスクリームでした。
今回は台湾のリーズナブルな価格帯のステーキ屋さんを紹介しましたが、お肉はご飯と一緒に食べたい派の筆者としては、やっぱり日本のステーキが恋しい!と思ってしまいます。「どんな感じなのか気になる」という人は、ぜひ次に台湾にいらっしゃった時に味わってみてくださいね。
樂昀牛排館
住所:新北市新店區大豐路21號
[All photos by Yui Imai]
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