新型コロナの影響などで牛乳や乳製品の消費が低迷するなか、札幌市の乳業メーカーが旭川市のフードバンクに１０００リットル以上の牛乳を贈りました。
札幌市に本社がある乳業メーカー「よつ葉乳業」は、生活に困っているひとり親家庭や障害者支援施設で飲んでもらおうと、道内１２のフードバンクに牛乳を贈ることを決めました。
２１日は、旭川市の「フードバンク旭川」に、１リットルパックで１００８本、１０００リットル以上の牛乳がトラックで運び込まれました。
贈られた牛乳は常温でおよそ３か月、保存できるということです。
乳業メーカーとしては、新型コロナの影響などで牛乳や乳製品の消費が低迷するなか、今回の取り組みを通じて消費拡大にもつなげたい考えです。
「フードバンク旭川」の井上俊一代表は、「食料を届けるなかで、牛乳などのたんぱく源は大変貴重です。たくさん牛乳を贈ってもらいうれしいです」と話していました。
「よつ葉乳業」総務広報グループの小林正人さんは、「コロナ禍が続き、生活に困っている人たちに元気と栄養を届けたいです。私たちの牛乳が何か１つ、世の中の役に立てると思うとうれしいです」と話していました。
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