年度末に生乳が廃棄される懸念が再び出ていることを受けて、芽室町農協は消費拡大につなげようと町に牛乳などを寄付することになり、１１日に贈呈式が行われました。
１１日は芽室町農協の宇野克彦組合長が町役場を訪れ、手島旭町長に目録を手渡しました。
受け取った手島町長は「牛乳や砂糖は地元産業に大きな関わりがあるので、町も一緒になって消費拡大を呼びかけたい」と話していました。
今回の取り組みでは、町内の小中学生およそ１８００人に牛乳１リットルとオリゴ糖１本ずつ、町の給食センターと町内の社会福祉施設向けに上白糖２４０キロが寄付されます。
生乳は学校が春休みに入る年度末に、年末年始に続いて廃棄される懸念が再び出ているほか、砂糖も健康志向の高まりやコロナ禍の影響などで消費が減少し、在庫が増えています。
これらは多くの酪農家や砂糖の原料となるビートの生産農家、それに製糖工場を抱える芽室町にとって大きな問題で、農協はこの取り組みをきっかけに町民に問題意識を持ってもらい、消費拡大につなげたいとしています。
芽室町農協の宇野組合長は「生産者の問題だけでなく芽室の産業にとっても重要な問題だと思う。消費拡大に町民のご協力をお願いしたい」と話していました。
からの記事と詳細 ( 生乳の消費拡大へ 芽室町農協が町に牛乳など寄付で贈呈式｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp )
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