新型コロナウイルスの影響などで牛乳や乳製品の消費が落ち込む中、酪農が盛んな十勝の鹿追町では仕事始めの６日、町役場の職員全員に牛乳が配られました。
これは牛乳の消費拡大に協力しようと鹿追町が行ったもので、町の職員と嘱託職員、およそ３００人全員に２００ミリリットルの牛乳が１本ずつ配られました。
町では年末にも同様の取り組みをしていて、受け取った職員は「牛乳が好きなのでありがたい」とか、「少しでも酪農家の助けになればうれしい」などと話していました。
年末年始の生乳の廃棄は回避できたものの、当面は消費が低水準にとどまる見通しで、町は町内全体のおよそ２５００世帯に１世帯あたり１０００円分の牛乳券を配る費用を盛り込んだ補正予算案を今月の臨時議会に提出することにしています。
喜井知己町長は「廃棄が起こると生乳の価格にも影響する可能性があるので、そうならないように町民こぞって消費拡大に取り組んでいきたい」と話していました。
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