牛丼店やステーキ店で値上げが相次いでいる。背景には肉の価格が高騰する「ミートショック」がある。ミートショックとは何か。なぜ肉の価格が高騰しているのか。関連項目も含めて知っておきたい10項目を整理した。
すき家も牛丼を値上げした
1:値上げはどの程度広がっている?
2:背景には何がある?
3:ミートショックとは?
4:牛肉値上がりの原因は?
5:豚肉や鶏肉の価格は?
6:加工食品への影響は?
7:ミートショックはいつまで続きそう?
8:日本の肉類の国産比率は?
9:肉以外の食品の価格はどうなっている?
10:さまざまな食品の値上げが続くとインフレになる?
1:値上げはどの程度広がっている?
牛丼大手のすき家は2021年12月23日に牛丼を値上げした。牛丼の並盛は税込み350円から400円になる。大盛や特盛などもそれぞれ値上げする。他の牛丼チェーンでも牛丼の値上げが相次いでいる。松屋では9月28日より、税込み320円だった「牛めし 並」の価格を、一部店舗で発売されていた「プレミアム牛めし」の価格である380円に変更。「プレミアム牛めし」の販売を終了し、全店舗で「牛めし」を販売することになった。吉野家も10月29日に、牛丼並盛を税込み387円から426円に改定した。
ステーキ大手の「いきなり!ステーキ」も12月1日に値上げを実施。主力メニューの「ワイルドステーキ」は450gで税込み1925円から2420円へと500円近く値上げされた。牛タンチェーンのねぎしも9月15日に値上げをした。主力のうす切り牛タンがついた「ねぎしセット」を税込みで1450円から1750円に変更した。
2:背景には何がある?
すき家や吉野家は価格改定の理由を、輸入牛肉の価格高騰や原油高が原因だと説明している。実際、輸入牛肉の価格は上昇している。農畜産業振興機構によると、牛丼でよく使われる米国産の冷凍牛バラ肉の卸売価格は、2021年11月時点で1kg当たり1063円。前年同月比で約60%も高い。19年の平均が673円だったことからも価格の高騰が際立っている。
3:ミートショックとは?
肉の仕入れ値の高騰などによって、牛丼店やステーキ店などに値上げが広がっていることや、小売店での販売価格が上がっていることを「ミートショック」と呼ぶ。仕入れ価格の上昇に伴い、スーパーでも特売が減り、価格が上がっている。ミートは肉全般を指す言葉だが、とりわけ輸入牛肉の値段の高騰が目立つ。
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