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Thursday, December 9, 2021

標茶町 町内全世帯に牛乳1000円分購入券配布へ|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp

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酪農が盛んな道東の標茶町では、新型コロナで落ち込んだ牛乳の消費拡大につなげるため、町内の全世帯に1000円分の牛乳の購入券を配ることになりました。

標茶町の佐藤吉彦町長や農協の組合長らは9日記者会見し、来週から町内のおよそ3600世帯全てに1000円分の牛乳の購入券を配布すると発表しました。
業界団体によりますと、新型コロナの影響で全国的に牛乳や乳製品の消費が落ち込み、バターや脱脂粉乳の在庫が過去最高水準に積み上がっているということです。
このため町と農協などは、牛乳の消費拡大を図り、地元の酪農家を支援しようと購入券を配布することにしました。
チーズやバターなどの乳製品の購入にも使えるということで、農協では購入券を郵送する作業が行われていました。
JAしべちゃ代表理事組合長の鈴木重充さんは「牛乳に余剰が出れば廃棄せざるを得ない状況だ。ほかの市町村もぜひ同じような取り組みをしてもらいたい」と話していました。
さらに標茶町は来月、牛乳の購入券1000円分を含む6000円分の商品券をこれとは別に全世帯に配布することにしていて、新型コロナで落ち込んだ地元経済の消費喚起につなげたいとしています。

牛乳の購入券の配布について、標茶町の酪農家からは歓迎の声があがっています。
一方、生産抑制が起きないか、先行きを不安視する声も聞かれました。
標茶町で3代にわたって酪農を営む倉戸秀之さん(40)はおよそ230頭の乳牛を飼育しています。
搾乳はロボットによる自動化で24時間行われていて、1日に3300リットル程度の生乳を搾っているということです。
牛乳購入券の配布の取り組みについて倉戸さんは「牛乳が余り、生産が抑制される流れの中で、消費者に少しでも牛乳を飲んでもらう素晴らしい取り組みだ」と歓迎しました。
一方、先行きの見通しについては、「まだ生産抑制に入っていないので、経営が厳しいという実感はないが、この先がどうなるのかの不安はある。牛乳の消費も含めて元の状況に戻ってくれるのが一番だ」と話していました。

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