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Monday, November 8, 2021

牛乳甘酒スムージー開発 嘉麻の蔵元 直売所内で販売 - 読売新聞

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 嘉麻市大隈の老舗蔵元「大里酒造」が、同社近くの直売所内に甘酒スムージー店をプレオープンさせた。第1弾として地元産のジャージー牛乳を使った「牛乳甘酒スムージー」を販売しており、今後、来年4月頃の本格オープンに向けて同市の九州りんご村で栽培されているリンゴや梨などを使った新メニューも開発する計画だ。

 甘酒は栄養価の高さから「飲む点滴」と呼ばれ、健康や美容への効果が注目されている。同酒造はこれまでもハーブティーや黒ごまとブレンドした甘酒を売り出してきたが、新型コロナウイルスの影響で日本酒の売り上げが落ち込む中、地元の魅力的な食材とコラボして甘酒の新たな飲み方を提案しようと、甘酒スムージーの開発を思い立った。

 牛乳甘酒スムージーには、同市熊ヶ畑の農事組合法人「白木牧場」のジャージー牛乳を使用。同牧場の牛乳は、国の厳しい衛生基準をクリアした全国でも数か所の施設でしか生産されていない「特別牛乳」で、スムージー用にいろんな食材と合わせやすいよう、すっきりとした甘さに仕上げたノンアルコールの甘酒と組み合わせた。

 直売所内に設けた甘酒スムージー店の店名は「SLOW」。地元の食材や食文化、地域の小規模な生産者を大切にする活動「スローフード」から名付けた。スムージーは注文を受けて作り、店内で提供するほか、テイクアウトもできる。1杯は約300ミリ・リットル入りで税込み400円。

 週末限定で、リンゴや柿など地元産の果物を使った甘酒スムージーも販売する予定。開発した同酒造の大里 たける さん(24)は「甘酒が苦手な人にも飲んでもらえるよう、すっきりとした甘みに仕上げた。地元の食材と組み合わせることで、甘酒がこんなに飲みやすくなることを知ってほしい」と話している。

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