米Googleは10月19日(現地時間)、デスクトップ向け「Google Chrome」の最新安定版v95.0.4638.54を公開した。「Chrome 95」はリリースの間隔が6週間から4週間に短縮されて以降、初めてのメジャーアップデート。アップデートの管理に時間を要する企業ユーザーや「Chromium」をアプリに組み込んで利用している開発者向けの「Extended Stable」も開始された。
ユーザーインターフェイス面での変更はあまりないようで、タブグループの右クリックメニューにアイコンが付いた程度だ。
機能面では、FTPサポートが完全に削除された。また、WebAuthnを活用してオンライン支払いの認証を手軽かつ安全に行う「Secure Payment Confirmation」などが新たにサポートされている。
なお、本バージョンおける脆弱性の修正は全部で19件。このうちCVE番号が公表されているのは16件で、深刻度の内訳は「High」が5件、「Medium」が9件、「Low」が2件となっている。また、内部監査やファジングで発見された不具合も修正されているとのこと。
また、Android版における「Android 5.0 Lollipop」のサポートは本バージョンが最後となる。「Android 5.0」環境に「Chrome 96」はリリースされない。
デスクトップ向け「Google Chrome」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。Windows版は、64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10に対応する。すでにインストールされている場合は自動で更新されるが、設定画面(chrome://settings/help)から手動でアップデートすることもできる。
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