淡路島にある牛乳の製造会社では、新型コロナの巣ごもり需要で、プリンなどの加工品の生産や、ジャムなどの新商品の開発に力を入れています。
島内で生産される生乳を扱う南あわじ市の「淡路島牛乳」では、牛乳の消費量が減る中、チーズやコーヒー牛乳、プリンなどこれまでも加工品の開発に力を入れてきました。
新型コロナの感染拡大で、家で過ごす時間が増えたことによる“巣ごもり需要”で、特にプリンの売り上げが伸びています。
地元出身の大相撲の照強がことし２月、民放のテレビ番組で紹介し、全国的な話題となり、その結果、プリンの売り上げは１０％増え、これまで取引のなかった北海道や東北からも問い合わせが相次いでいるということです。
現在、牛乳をコーヒーで割り煮詰めたジャムの商品開発を行っていて、社員が試食したり、活用方法のアイデアを出しあったりして、７月１日の販売を目指しています。
「淡路島牛乳」の販売課の柏木順二 課長は「去年はコロナで学校が休校になるなど、コロナ禍で牛乳の売上げを伸ばすのが難しい状況でした。多様化するお客さんのニーズに合わせて、島の上質な生乳で商品をつくり、多くの人に喜んでもらいたいと社員一同 意気込んでいます」と話していました。
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