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Tuesday, April 20, 2021

関西有数の牛乳産地 淡路島 酪農の会社化で新たな挑戦も|NHK 兵庫県のニュース - nhk.or.jp

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淡路島は関西有数の牛乳の産地ですが、消費量の減少や後継者不足で酪農家が減っています。
こうしたなか、家族経営をやめ会社化して従業員を確保することで質のよい牛乳づくりに取り組むところも出ています。

淡路島では、およそ120年前に酪農が始まり、兵庫県牛乳協会によりますと関西の牛乳の生産量のおよそ15%を占めています。
しかし、少子化による消費の減少や、搾乳や子牛の出産など重労働による後継者不足で、平成20年に324軒あった酪農家は現在、103軒にまで減少しています。
こうしたなか、父親の代から酪農を行う南あわじ市の木曽耕造さんは、21年前に家族経営をやめて会社を立ち上げました。
従業員は少なくとも週に1日は休みを確保するようにし、売り上げに応じてボーナスを出すなど待遇の改善に取り組みました。
その結果、従業員は6人にまで増え、出産と育児のため休業する従業員の代わりを募集すると、高校を卒業したばかりの女性をすぐに採用できました。
経営基盤が安定し、牛の世話に専念することができるようになった木曽さんは、2年前から牛舎でクラシック音楽を流す試みを始めました。
木曽さんによりますと、牛は以前よりリラックスした様子で、飼育するおよそ100頭の1日の搾乳量があわせて500キロほど増え、ことし1月には淡路市で開かれた農林水産祭で、金賞を受賞しました。
こうしたことを受け、今月から「モーツァルト牛乳」という名前で商品化されました。
木曽さんは「家族経営のころは日々の作業に追われていましたが、いまは従業員が増えて余裕もでき、いろいろなことにチャレンジできます。従業員たちと、さらにおいしい牛乳を作れるように努力していきたいです」と話していました。

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