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Tuesday, December 1, 2020

Radeon RX 6800 XTで「アサシン クリード ヴァルハラ」は4Kでも平均60fps!美麗な世界を自由に駆け巡れ (1/2) - ASCII.jp

tasisuper.blogspot.com

2020年12月02日 11時00分更新

文● 松野将太 編集● ASCII

GPUには発売されたばかりの「Radeon RX 6800 XT」を用意。フレームレートを検証した

■ゲームタイトル:アサシン クリード ヴァルハラ
■メーカー名:ユービーアイソフト
■価格情報:9240円
■公式サイト:https://ubisoft.co.jp/acv

アサシンの物語はついに北欧・ヴァイキングの時代へ

 「アサシン クリード」シリーズといえば、オープンワールドの美麗なグラフィックスで再現された歴史上の都市・建築物をパルクールアクションで縦横無尽に駆け回り、人ごみに紛れる、変装する、毒を使う、高所から飛び掛かるといった行動を織り交ぜて対象を暗殺するステルスアクションゲームだ。

 2007年の第一作「アサシン クリード」以来、スピンオフを除く本編だけでもこれまで10作を超えるシリーズ作品がリリースされており、その爽快なアクション性からユービーアイソフトの看板シリーズとして知られている。

 「アサシン クリード ヴァルハラ」は、そんな同シリーズの最新作であり、舞台を9世紀の北欧・ノルウェーおよびイングランド(イギリス)に設定、ヴァイキングたちを中心にしたドラマを描いているのが大きな特徴だ。各時代の豪華な建築物をフリーランで駆け回るのはシリーズの醍醐味と言えるが、主な舞台となるイングランドの王国においてはそうした楽しみは健在。

 一方、ノルウェーの大地には高度な建築物のかわりに、切り立った山々や荒々しい海岸といった雄大な自然があり、夜間に空を見上げればオーロラが見えるなど、これまでのシリーズとは一風変わった美しい景観を体験できる。

 プレイヤーの分身である主人公「エイヴォル」は、ノルウェー出身のヴァイキングの戦士であり、シリーズ主人公の経歴としては「アサシン クリード4 ブラック フラッグ」のエドワード・ケンウェイ並みにユニークな部類に入るだろう。

 ちなみにエイヴォルの性別は男性と女性から選択できるが、ゲーム開始時の初期選択だけでなく、プレイ中にオプションからいつでも性別を変えられる。

 主人公の選択制は前作「アサシン クリード オデッセイ」から導入されているが、当然ながら一度選んでしまえばあとは変更不可能だったため、本作の性別選択の方がシステムとしてはより柔軟だろう。ゲーム内設定をうまく逆手に取ったユニークな試みと言える。

 ゲームの攻略、とりわけ戦闘システムに関しては、上述の「アサシン クリード オデッセイ」や前々作「アサシン クリード オリジンズ」で大きく手が入った、アクションRPG色の強い戦闘システムをブラッシュアップして搭載している。

 エイヴォルは両手武器に加え、遠距離攻撃用の弓を装備しており、ゲーム内で入手・強化した武器を駆使したヴァイキングの戦士らしい戦闘を体験可能だ。斧と丸盾といったオーソドックスな組み合わせはもちろん、両手に武器を持つことでモーションが2刀流専用のものになるなど、自分のスタイルに合わせたビルドで戦闘に臨むことができる。

 一方、前作や前々作ではこういった暗殺以外の戦闘要素に加え、エリアの攻略を制限するレベル制を採用していたため、相対的にシリーズの醍醐味となる暗殺の重要度が低下したことが物議を醸していた。今作ではレベル制の代わりに「スキルポイント」や「アビリティ」を使った育成要素が導入されており、キャラクターを育てることで戦闘を優位に進められる。

 暗殺に関しても、オプションから一撃での暗殺を有効化することで、ほとんどすべての敵に対して一撃での暗殺が可能になる。自由にマップを歩けるステルスアクションとしての「アサシン クリード」を求める場合や、旧作に近い感覚を求めるのであれば、こちらは有効化しておくほうがベターだろう。

 なお、主人公エイヴォルはすでに述べた通り純粋なヴァイキングの戦士。ゲーム開始時から序盤のうちは「オーディンの眼(シリーズ中の「鷹の目」に相当)」、カラスを使ってのマップ俯瞰といった能力以外、純粋なアサシンとしての暗殺術をほとんど持ち合わせておらず、そもそも暗殺アクションを実行できない。

 そんな彼がどのようにして暗殺用の「アサシンブレード(作中では「ヒドゥンブレード」)」を入手し、「隠れし者(アサシン教団)」と「古き結社(テンプル騎士団)」の争いに巻き込まれていくかという一連の流れには、過去作のプレイヤーであればニヤリとするギミックも仕込まれている。こちらは是非プレイして確かめてみて欲しい。

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