シャワーヘッドじゃないよ。
NTT docomoが、コロナ禍に合わせたユニークな通信デバイスを生み出しました。それはガラスやアクリル板などに押し当てると、向こう側にいる人とクリアな音声で会話ができる「ウインドウスルー会話装置」。
このデバイスを使うと、ドライブスルーPCR検査や施設内の面談、またはタクシーや商店での接客などで感染予防に役立つことになります。
ガラスの振動を利用する
使われたのは、NTTメディアインテリジェンス研究所の最先端音響技術「ウインドウトーク」。会話装置は、ガラスに響く音の振動をキャッチして、エコーキャンセラーでノイズを除去し、反対側は内蔵のエキサイター(振動素子)がガラスを振動させ、声を相手に伝えることができます。その際、患者やお客さんは手放しで話せて、使用者は会話装置と繋いだマイク付きイヤフォンで会話をします。
ポイントはこの時、通信回線や通信機器との接続は不要なところです。
この装置は応用の幅が広く、将来的には、お店や車などに合わせたアクリル板の開発も想定されおり、予め自動車に組み込む、といったカスタマイズも考えられています。
今は簡易的にビニールシート越しに接客をする場所が多いのですが、あれだと下部に大きな隙間がありますし、声がこもって聞き取り難いんですよね。
アメリカの銀行窓口はコロナ禍に理想的だった?
ちなみにですが、アメリカの銀行はブ厚い防弾ガラス越しの接客で、会話ができるスピーカーを使っての対応と、金銭や書類のやり取りはスライドで行き来する引き出し式になっています。この会話装置の使い方を見るに、その銀行方式がコロナ禍の最適解なのかな? なんて思いました。
Source: NTT docomo (1, 2) via PC Watch
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