Appleシリコン「M1」チップ搭載の新型Macモデルが顧客のもとに続々と到着しているなか、一般ユーザーによるM1版MacBook Air搭載のSSDベンチマークが公開され、前モデルに比べ約2倍も速くなっていると報告されています。
アップル関連情報サイトMacRumorsの読者フォーラムに投稿されたベンチマーク結果では、新型MacBook Air内蔵SSDの書き込み速度が2190MB/s、読み取りが2675MB/sで、前モデル(それぞれ1007MB/sと1319 MB/s)の約2倍になっていることが示されています。
もっともアップルは13日の「One more thing」イベントでの発表時に「M1チップのストレージコントローラと最新のフラッシュテクノロジーによって、SSDのパフォーマンスは最大2倍高速」になったと謳っており、公称どおりといえば公称どおりです。
とはいえ、「Macが新型になったからSSDが高速になる」とは限りません。じっさいMacBook Air(2019)のSSDは読み込み速度がMacBook Air(2018)よりも35%も遅くなった可能性を示すベンチマーク結果が出たこともあり、実機による検証はやはり必須というわけです。
また米TechCrunchはインテルチップ版およびM1版の様々なMacにつき、SafariのレンダリングエンジンWebkitのオープンソースコードをコンパイルして所要時間を計っています。その結果は、M1版MacBook Airがインテル版13インチMacBook Pro(2020)を圧倒することが可視化されています。
上記の高速になったSSDにつき、アップルは「巨大な画像をプレビューするのも、大きなファイルを読み込むのも、かつてないほど速くなっています」とメリットを語っています。M1搭載Macはあくまでアップル独自開発チップの実験機にすぎず、成熟するには時間がかかると見る向きもありましたが、すぐさま生産性を向上させる実用性を備えているのかもしれません。
Source:MacRumors,TechCrunch(US)
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