渋野日向子（AP）
◇12日 米女子ゴルフ ANAインスピレーション第3日（米カリフォルニア州、ミッションヒルズCC）
渋野日向子（21）＝サントリー＝は6バーディー、1ボギーの67と復調、通算4アンダーの21位に上がった。首位とは8打差。畑岡奈紗（21）＝アビームコンサルティング＝も67で、通算6アンダーの14位にした。河本結（22）＝リコー＝は通算2オーバーの58位。首位は初日からトップを走るネリー・コルダ（米国）と、この日7つ伸ばしたブルック・ヘンダーソン（カナダ）で通算12アンダー。
しぶこ逆襲の原動力はステーキだった。前日は最終ホールの池ぽちゃダボなどで3打落とし、優勝争いから取り残された渋野。だが、一夜明けた第3ラウンドは5つスコアを伸ばして、上位を狙える位置に戻ってきた。笑顔よりも集中した鋭い目つきが多かったが、それは「実は昨日の夜ご飯のとき、青木翔コーチに『明日60台出したらステーキおごってあげる』と言われた。思っていたよりもいいスコアが出て、正直びっくり」と白状した。
特に好調だったのはグリーン上だ。開始の10番で8メートルを決めたのを皮切りに、長いパットがカップに寄り、短いパットはきっちり収めて、この日は25パット。3番で8メートルを決め、最終9番も7メートルを沈めた。「前日から特に変えたところはないけれど、打つところは打つとメリハリを付けたのがよかった」という。
同じ黄金世代の河本と同組でプレーした。「試合で結ちゃんと回るのは1年ぶりと言ってもいいくらい。ゴルフ以外の話もして、本当に楽しくできた」と、癒やし効果があったよう。「100点に近いゴルフ、絵に描いたようなゴルフができた」と話した。
予選を通ったのは今年初めて。最終日をプレーするのも初めてになる。「（崩れた）昨日の後半の分は一日で取り返すことができたので、明日は悔いの残らないよう、最後まで攻める。メジャーの緊張感は、特にないですね」と、最後までリラックスムードだった。
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September 13, 2020 at 01:19PM
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