酔いしれる勝者のミルク
歴史を重ねて来ただけに、インディには伝統、しきたりが数えきれないほどある。 その代表的なものが、表彰台=ビクトリーレーンでウィナーがミルクを飲むこと。1936年のウィナーがビクトリーレーンで、「冷えたミルクが飲みたい」とリクエストしたのが始まりと言われている。彼はその後2勝し、ミルク飲みはインディを象徴する伝統的儀式になった。 元F1チャンピオンのエマーソン・フィッティパルディは1993年にインディでの2勝目を挙げた際、自分の農園の宣伝のためにオレンジジュースを飲んでミルクを飲まず、物議を醸した。当時からインディアナ州の酪農協会がインディ500のスポンサーになっていたので、勝ったらミルクを飲むのが今ではルールとして徹底されている。 インディ500では33人の決勝出場者全員にアメリカンサイズのリングが授与される。予選を通過し、伝統のレースに出場した証として。そして、ウィナーにはさらに大きな優勝リングが贈られる。宝石店もスポンサーとなって、インディの知名度を宣伝に利用しているのだ。佐藤琢磨は公式の場には必ずチャンピオンリングをつけて出ている。鈴鹿サーキットでのF1日本グランプリでトロフィープレゼンターを務めた時も、迎賓館でのアメリカ大統領歓迎晩餐会に招かれた時も、総理大臣賞を授与されるので総理官邸を訪れた時も。 佐藤琢磨はインディ500での2回目のビクトリーレーンで、頭から派手にミルクを被った。それが実に様になっていた。さすが2回目だ。指輪のコレクションは出場者用11個、チャンピオン・リング2個となった。さらに、ウィナーにはペースカーもプレゼントされる。今年のペースカーはミッドシップエンジンになった新型シボレーコルベットだった。佐藤琢磨はフロントエンジン、ミッドシップと2台のコルベットオーナーになったわけだ。 インディー500はトロフィーも巨大だ。純銀製で、佐藤琢磨の身長ほどもある。ボーグウォーナーという自動車部品メーカーがスポンサーとなって作られたトロフィーは、初代からのウィナー全員の顔の彫刻が貼り付けられる実にユニークなものだ。 佐藤琢磨の顔は、このシーズンオフにふたつめが作られ、トロフィーに取り付けられる。巨大トロフィーはインディアナポリスモータースピードウェイ内のミュージアムに常に展示されており、ウィナーと、ウィニング・チームのオーナーにはミニチュアトロフィー=ベイビーボーグが授与される。ドライバー用には顔の彫刻も台座部分に取り付けられる。
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September 12, 2020 at 04:47AM
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「シャンパンじゃなく牛乳」「顔だらけのトロフィー」「巨大な指輪」! 佐藤琢磨が2度も勝った「インディ500」の「特別」度(Auto Messe Web) - Yahoo!ニュース
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