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Monday, July 6, 2020

「いきなり!ステーキ」苛烈な閉店、北海道1号店「新さっぽろカテプリ店」も対象 - リアルエコノミー

「いきなり!ステーキ」を展開するペッパーフードサービス(本社・東京都墨田区)は、8月31日付で「ペッパーランチ」事業を約85億円で投資会社JーSTAR(同・同都千代田区)の関連会社に売却、「いきなり!ステーキ」事業に経営資源を集中させることになったが、さらなる構造改革を進めるため北海道3店舗を含む全国114店舗を閉店することを決めた。(写真は、2018年8月10日にオープンする前の「いきなり!ステーキ フレスポ帯広稲田店」)

 ぺッパーフードサービスは、2019年7月以降、「いきなり!ステーキ」業態で店舗同士の競合が発生していることから19年12月期の出店計画を210店舗から115店舗に見直し、既存店の売り上げ向上に注力してきた。しかし、既存店競合の影響が払拭できなかったため、19年11月には全国44店舗の閉店を決め、北海道では20年1月13日に「釧路店」(釧路市)と「苫小牧店」(苫小牧市)、同月31日に「フレスポ函館戸倉店」(函館市)を閉店した。さらに3月31日(火)には「札幌駅前店」(札幌市中央区)を閉店、道内店舗数は12店舗に減少している。
 
 今年に入って新型コロナウイルスの感染拡大で4月7日以降は280店舗の休業を余儀なくされ、「いきなり!ステーキ」事業は抜本的な改革が必要となり、もう一つの「ペッパーランチ」事業をJーSTAR関連会社に売却、その売却資金で「いきなり!ステーキ」事業の立て直しを図ることにした。
 
 事業立て直しを確実なものとするため、さらなる閉店を実行、「いきなり!ステーキ」店舗と一部「ペッパーランチ」店舗を含む全国114店舗をその対象に決めた。そのうち北海道は「いきなり!ステーキ」の「イオン北見店」(北見市)、「フレスポ帯広稲田店」(帯広市)、「新さっぽろカテプリ店」(札幌市厚別区)の3店舗が対象。「イオン北見店」は1年2ヵ月、「フレスポ帯広稲田店」は2年弱、「新さっぽろカテプリ店」は3年半で営業を終える。中でも、「カテプリ店」は、16年12月9日に北海道1号店として出店した直営店舗だっただけに、同店の閉店は同社の置かれている苛烈さを象徴している。

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