新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため全国一斉休校が始まった中、学校給食の牛乳を納入している地場メーカーは、突然、大口納入先が途絶える事態に頭を抱えている。
福岡市の東、博多、中央各区と福岡都市圏南部、筑豊地区の一部で計12万本分を受け持つ永利牛乳(福岡県太宰府市)は、出荷先の7割が学校給食。「経営的に大打撃だが、それだけでなく乳牛を育てる酪農家にまで影響が及ぶのは必至だ」(長谷川敏社長)という。
福岡県の場合、学校給食の牛乳納入は、大手2社と地場3社で分担。夏、冬、春の長期休暇の際は、酪農団体とも連携した計画生産により需要減に対処しているという。
乳牛は搾乳を止めると乳房炎を起こして死ぬ恐れが高くなる。生乳の生産調整は難しく、乳製品加工に回す分を調整して需給バランスを取るのが通例だ。
ただ、今回のように、少なくとも春休み入りまで約3週間分の需要が全国一斉になくなる事態は想定外。加工部門での即座の受け入れは困難という。
まだ寒い時季でもあり、牛乳の一般消費分による吸収余力も多くは望めない。行き場を失った生乳は廃棄せざるを得ない状況になりかねないという。
全国乳業協同組合連合会の会長も務める長谷川社長は「学校給食への安定供給という使命感で、廃業した同業の受け持ち分まで努力して引き受けてきた業者も多い。先行きが心配だ」と話している。 (長谷川彰)
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