新型コロナウイルスの感染拡大に伴う小中学校の臨時休校は、岩手県内で学校給食向けに牛乳を供給する業者に打撃を与えている。業者は余った牛乳を一般向けの製品に振り向けるなど、影響を最小限にとどめようとしている。岩手県盛岡市上厨川の牛乳メーカー、「岩手牛乳」。盛岡市や八幡平市などの６５校に給食用の牛乳を毎日供給していた。ところが。記者「普段学校給食用に稼働しているこちらの生産ライン。休校の影響で止まってしまっている」。事前に１か月分の発注を受け、１日で約１万６０００本の牛乳を生産していたが、臨時休校を受けて給食はストップ。約１０万本の牛乳がキャンセルされた。これを受けて、給食用に供給していた２００ミリリットルパックの製造ラインの稼働を週６日から３日に減らし、稼働時間も１日７時間から４時間ほど短縮。売り上げは５００万円程度落ち込む見通し。製造部・小林大輔主幹「会社としても（損失は）かなり大きい」。岩手牛乳はキャンセルで余った牛乳を廃棄しないで済むよう、一般向けの１リットルパックに振り向けている。学校給食の売り上げは全体の１割に満たないというが、休校が長期化した場合は売り上げが減って、従業員や配送ドライバーの人件費がかさむなどの影響も考えられるという。小林さん「先行きは見えない状態でみんな不安には思っている状態。子どもたちに学校で牛乳を飲んでいただいているが、その分家庭で消費していただいて、牛乳を飲んでいただいて、いつも以上に牛乳を消費していただければいいなとは思う」。今回の臨時休校で、県全体では約７０万本の牛乳がキャンセルされた。牛乳を廃棄しないで済むよう、影響を最小限にとどめる工夫が続いている。
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March 06, 2020 at 05:56PM
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岩手・臨時休校で学校給食ストップ 牛乳メーカーに大打撃｜NNNニュース - 日テレNEWS24
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