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Wednesday, March 18, 2020

滋賀県産牛乳消費拡大を 県農政水産部長がプリン作り挑戦 動画公開へ - 毎日新聞 - 毎日新聞

卵をかき混ぜる滋賀県農政水産部の西川忠雄部長(左)=県庁で2020年3月18日午前11時53分、菅健吾撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う学校の臨時休校が滋賀県内でも実施される中、給食用の牛乳が行き場を失っている。約4分の1が給食で消費されている県産牛乳への影響も懸念される中、県は牛乳の消費を高めようと、県産牛乳を使ったプリンの作り方を紹介する動画製作を進めている。県農政水産部の西川忠雄部長(58)が初のプリン作りに挑戦する内容で、来週にも動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開予定だ。西川部長は「滋賀産のおいしい牛乳をできるだけ使っていただければ」とアピールした。

 県畜産課などによると、県内では47戸の酪農家が乳牛計約2700頭を飼育し、年約1万8000トンの生乳を生産している。そのうち、約23%が学校給食用の牛乳として消費され、1日当たりでは200ミリリットルの紙パック約10万本分になる。

滋賀県産の牛乳を鍋に投入する県農政水産部の西川忠雄部長=県庁で2020年3月18日午前11時55分、菅健吾撮影

 ところが2日以降、小中学校などの臨時休校で給食も中止に。給食用に使われていた牛乳が一般用に加工され、スーパーなどに出回り、在庫を抱えている店舗も少なくない。県も職員や県議らが200ミリリットルの県産牛乳計4562本を注文するなどして支援を続けているが、在庫の解消までには至っていない。

 そこで県は、更なる消費の拡大につなげ、臨時休校中の子どもたちにも挑戦してもらおうと、プリン作りを紹介する動画の作成を企画。新しいことに挑戦する子どもたちを応援する、県の「コロナに負けないぞ‼子ども応援プロジェクト」の一環として動画を公開することにした。

滋賀県産の牛乳で作った巨大プリンと県農政水産部の西川忠雄部長=県庁で2020年3月18日午後0時4分、菅健吾撮影

 この日は県庁で動画の撮影会があり、マスクやホルスタイン柄のエプロンを着けた西川部長が、人生初のプリン作りに挑戦。巨大プリンを作るため、慣れない手つきで卵と砂糖、温めた牛乳をかき混ぜ、底にカラメルを入れた型に流し込むなどした。西川部長は「ちょっとドキドキしたが、何とかなった。こういう時期だからこそ、ご家族で一緒にできることを大切にしてください。お父さんたちも、ぜひチャレンジを」と呼び掛けた。

 プリン作りの動画は、ユーチューブの県畜産課のサイトに公開される予定。【菅健吾】

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March 18, 2020 at 07:14PM
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